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「自分がチームを助けたい」。日体大柏はFW櫻井勇斗が関東大会で2戦連発

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後半20分、日体大柏高FW櫻井勇斗が同点ゴール

[6.7 関東高校大会Aグループ決勝 日体大柏高 1-2 西武台高]
 
 日体大柏高(千葉)FW櫻井勇斗(3年=ジェフユナイテッド千葉U-15出身)が2試合連続ゴールを決めた。0-1の後半20分、交代出場の右WB酒井愛輝(3年)の右クロスをGKの前で合わせて同点ヘッド。「1点目やられた時から最初の入りから準決勝と同じように自分がチームを助けたいと思っていた。愛輝と目が合っていて、信じて走っていたら良いボールが来たので当てるだけだった」という櫻井の一撃で試合は1-1となった。

 櫻井は準決勝の前橋育英高(群馬)戦で延長後半に決勝点。今大会は初戦、準決勝と交代出場だったが、決勝は先発のチャンスを掴んだ。「自分が決めてチームを優勝させるという風に最初から思っていました」と振り返る櫻井は、前半から得意の抜け出す動きやヘディングでゴールを奪おうとしていた。

「色々なスカウトが来ている中で一発決めてやろうとか、チームを鼓舞してオレがやってやるんだという気持ちでやったんですけれども、それができたのも、ここに来ていないメンバーとか応援メンバーとか、チームが一つになったから。全員で戦うことができました」。

 チームの期待に応える同点ゴールを決めた一方1-2の後半アディショナルタイムのチャンスで決め切れなかったことを反省。「自分の実力不足」と認めたFWは、またトレーニングを重ねてチームを勝たせる存在になることを目指す。

 インターハイ予選へ向けて「日体大柏を全国へ、という目標をもって全員でやっているので、勝ちにこだわって優勝目指して頑張っていきたい」と宣言。182cmの長身ストライカーが全国へ導くゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2021

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