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[MOM3499]東海大相模DF石川竜(3年)_先制ヘッド!182cmCBが勝負左右する局面で好プレー

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前半22分、東海大相模高CB石川竜が先制ヘッド

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.19 インターハイ神奈川県予選準決勝 東海大相模高 2-1 横浜創英高]
 
 磨いてきたヘッドで再び貴重なゴールを叩き出した。前半22分、FW品田希望(3年)が左サイド後方から蹴り込んだFKをファーサイドへ届く。これに反応した182cmCB石川竜(3年=湘南ベルマーレU-15 EAST出身)のヘッドは決してクリーンヒットした一撃ではなかったものの、ゴールイン。石川にとっては、準々決勝の日大藤沢高戦の決勝点に続くゴールとなった。

「いつもチームに迷惑をかけているので、(流れが悪く)苦しい時にちょっと触れてゴールにしっかり流し込めたのはとても良かったです」と石川。神奈川屈指のCBだった先輩DF峰田祐哉(現大阪体育大)から「教えてもらって、だいぶ自信がつくようになりました」というヘッドは現在チームの得点源、そして守備面でも大きな役割を果たしている。

 この日は横浜創英高のFW木村将己(2年)とマッチアップ。前半は跳躍のタイミングが合わないこともあったが、徐々に修正すると、後半は完全に制空権を握っていた。有馬信二監督が「ヘディングは()負けたことないくらい、強いんですよね。大学生相手でも勝てる」と認めるヘッド。加えて、この日は後半33分の身体を張ったクリアが2点目に繋がるなど、この日は重要な局面でチームにとって大きなプレーをした。
 
 憧れの選手は「代表出ていてもしっかり存在感があって、リーダーシップ持てているのでああいうふうになれたらいい」という理由で日本代表CB吉田麻也。まだまだビルドアップの部分など課題もあるが、目標とする吉田のような「存在感のあるCB」を目指している。

 出場権を勝ち取ったインターハイでは自分の特長を発揮する意気込みだ。「自分の武器であるヘディングを全国の相手にしっかりと見せつけられたら良い」。攻守両面で自分の武器を発揮し、一つでも多くの白星を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2021

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