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インハイ4強決定。4戦24発の青森山田は1大会最多得点記録更新の可能性も

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2度目の優勝を狙う青森山田高は1大会の最多得点記録更新の可能性も。写真はU-20日本代表候補MF松木玖生主将(対長崎総合科学大附高戦)。(写真協力=『高校サッカー年鑑』)

 令和3年度全国高校総体(インターハイ)「輝け君の汗と涙 北信越総体2021」サッカー競技(福井)は19日、準々決勝4試合を行い、4強が決まった。

 準決勝(21日)へ進出したのは、07年大会以来2度目の4強入りとなる星稜高(石川)と09年大会以来2度目の米子北高(鳥取)、16年大会以来5度目の青森山田高(青森)、そして11年大会以来2度目の静岡学園高(静岡)の4校となった。準決勝の対戦カードは星稜対米子北と、青森山田対静岡学園に。青森山田対静岡学園は19年度全国高校選手権決勝の再戦(当時は静岡学園が3-2で勝利)だ。

 ここまで星稜は4試合で8得点3失点。2度の1点差ゲームと1試合のPK戦を勝利して勝ち上がってきた。米子北は4試合で7得点4失点。2度のPK戦も制して準決勝へ駒を進めている。また、青森山田は2、3回戦で2試合連続の8-0を記録するなど4試合で24得点2失点。3試合連続無失点勝利中の静岡学園は、4試合8得点1失点で4強入りしている。

 特に青森山田の1大会24得点は、97年大会の東福岡高(福岡)と並び、歴代4位タイ。歴代3位の69年大会・清水市立商高(静岡)の25得点まであと1点で、82年大会の帝京高(東京)と14年大会の東福岡の1大会最多得点記録(26得点)を更新する可能性も十分にある。

 青森山田は、ここまでの4試合のシュート数を見ても13-0(対長崎総合科学大附高=長崎、3-0で勝利)、13-2(対初芝橋本高=和歌山、8-0で勝利)、17-0(対丸岡高=福井1、8-0で勝利)、15-3(対東山高=京都、5-2で勝利)と対戦相手を圧倒。いずれも今大会3得点で得点ランキング3位タイのU-20日本代表候補MF松木玖生主将(3年)とFW名須川真光(3年)、MF田澤夢積(3年)をはじめ、多彩な12選手が得点していることも強みだ。

 4強のうち、優勝歴を持つチームは05年大会の優勝校・青森山田のみ。青森山田は同大会以来の決勝進出、優勝を目指している(いずれも青森県勢で2度目)。また、静岡学園が決勝へ進出すれば、準優勝した11年大会以来。優勝すれば、静岡県勢としては96年大会の清水市立商以来13度目となる。星稜は07年大会の準優勝、米子北は09年大会の準優勝が最高成績。いずれも優勝すれば、石川県勢、鳥取県勢にとって初優勝となる。

(参照=高校サッカー年鑑、高校サッカー100年)
●【特設】高校総体2021

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