ユース取材ライター陣が推薦するインターハイ予選注目の11傑vol.1
令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技の各都道府県予選で熱戦が繰り広げられています。ゲキサカでは「インターハイ予選注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣に選手権注目の11選手を紹介してもらいます。第1回は関西の高校生を中心に各カテゴリーを精力的に取材する森田将義氏による11名です。
森田氏「インターハイは注目度が高く、プロや大学のスカウトにとってもチェックするには格好の舞台。全国大会だけでなく、予選でのプレーが評価され、進路を切り拓いた選手が数多くいます。今回は多くの人にインパクトを残せるだけのポテンシャルを秘めた11人を選んでみました。いずれもキラリと光る物を持った選手ばかりなので、予選を機に飛躍を遂げてくれるはずです」
以下、森田氏が推薦する11名
GK亀井一起(長崎総合科学大附高3年)
武器は185cmの高身長を活かしたセービング。大柄ながら反応も良く、ビッグセーブでチームのピンチを救う場面が多い。ロングキックの飛距離も十分で、局面を一気にひっくり返し、カウンターの起点としても機能する。
DF山田一景(尚志高3年)
昨年まではチェイス・アンリと安江海ラウルの陰に隠れていたが、今年の主将を務める彼もCBとしての素質は十分。鋭い予測を活かしたボールハントと体格面をカバーする気迫のこもった競り合いでピンチを救う。
DF西川楓人(興國高3年)
タレント揃いのチームで、1年目から出場機会を掴む実力は伊達でない。185cmの高さが目を惹くが、攻撃への貢献度もピカイチ。難しい浮き球を上手くコントロールし、最後尾からの組み立てと対角へのフィードで攻撃のスイッチを入れる。
DF岡未來(神戸弘陵高2年)
身長は179cmでCBとして特別な高さがある訳ではない。だが、「先に予測して準備と判断で勝負している」というクレバーな動きで、地上戦でも空中戦でも相手の攻撃を封じることができる。需要が高い左利きなのも魅力で、将来的には左SBとしても面白そうな選手だ。
MF丸山大輝(京都橘高3年)
50mを6秒ジャストで走るスピードと負けん気の強さが目を惹くアタッカー。高校に入ってから筋肉量の増加と可動域のトレーニングに励んだ事が活き、試合で活躍する場面が増加。1対2の状況でもサイドを破れる選手になりつつある。
MF渡辺祥気(丸岡高2年)
182cmの高身長にテクニックの高さを備えたスケールの大きい司令塔。武器である3列目からの展開力は、練習試合で対戦した県外の強豪監督に「うちに欲しい」と言われる程だ。課題である激しさと運動量が身に付けば、飛躍する可能性は高い。
MF渡辺皐(藤枝東高2年)
左足キックの精度に自信を見せる司令塔。鷲巣延圭監督が「ちょっと違った感覚を持っている」と評するセンスとアイディアも彼の売り。「高2で活躍できればプロに近づくと思うので、結果に拘りたい」と話す今年はゴールへの意識も向上中。
MF林結人(鹿島学園高3年)
攻撃センスがキラリと光るアタッカー。テクニックと力強さを備えたドリブルを仕掛けて、積極的にゴールを狙う。初戦敗退に終わり、「不完全燃焼。自分の良い所が出せなかった」と話す昨夏のインターハイのリベンジを果たすため、予選では負けられない。
FW大荒陽平(今治東中等教育学校2年)
憧れの選手として挙げるのはフランス代表のムバッペで、スピードを活かした縦への突破は簡単には止められない。小中学生時代の目立った経歴は市トレに選ばれるぐらいだが、高校でサッカーへの意識が高まり、プレーが進化。更なる成長が期待できる。
FW前田隼希(鹿児島城西高3年)
ゴールにグイグイと迫っていく推進力溢れるプレーは、“ザ・ストライカー”との表現がよく似合う。難しい体勢からのシュートや、強引なまでのゴールへの貪欲さも彼の魅力。今年は決定力に磨きをかけて、全国行きを狙う。
FW山本吟侍(高川学園高2年)
点取り屋としての風格が漂う無骨な風貌からは想像つかないほど、プレーは多彩。見事な抜け出しから、泥臭い形まで様々な形で点が獲れる。中学の途中までボランチだった経験を活かし、周りを使ったプレーやリスタートのキックも光る。
執筆者紹介:森田将義(もりた・まさよし)
1985年、京都府生まれ。路頭に迷っていたころに放送作家事務所の社長に拾われ、10代の頃から在阪テレビ局で構成作家、リサーチとして活動を始める。その後、2年間のサラリーマン生活を経て、2012年から本格的にサッカーライターへと転向。主にジュニアから大学までの育成年代を取材する。ゲキサカの他、エル・ゴラッソ、サッカーダイジェストなどに寄稿している。
●【特設】高校総体2022
森田氏「インターハイは注目度が高く、プロや大学のスカウトにとってもチェックするには格好の舞台。全国大会だけでなく、予選でのプレーが評価され、進路を切り拓いた選手が数多くいます。今回は多くの人にインパクトを残せるだけのポテンシャルを秘めた11人を選んでみました。いずれもキラリと光る物を持った選手ばかりなので、予選を機に飛躍を遂げてくれるはずです」
以下、森田氏が推薦する11名
GK亀井一起(長崎総合科学大附高3年)
武器は185cmの高身長を活かしたセービング。大柄ながら反応も良く、ビッグセーブでチームのピンチを救う場面が多い。ロングキックの飛距離も十分で、局面を一気にひっくり返し、カウンターの起点としても機能する。
DF山田一景(尚志高3年)
昨年まではチェイス・アンリと安江海ラウルの陰に隠れていたが、今年の主将を務める彼もCBとしての素質は十分。鋭い予測を活かしたボールハントと体格面をカバーする気迫のこもった競り合いでピンチを救う。
DF西川楓人(興國高3年)
タレント揃いのチームで、1年目から出場機会を掴む実力は伊達でない。185cmの高さが目を惹くが、攻撃への貢献度もピカイチ。難しい浮き球を上手くコントロールし、最後尾からの組み立てと対角へのフィードで攻撃のスイッチを入れる。
DF岡未來(神戸弘陵高2年)
身長は179cmでCBとして特別な高さがある訳ではない。だが、「先に予測して準備と判断で勝負している」というクレバーな動きで、地上戦でも空中戦でも相手の攻撃を封じることができる。需要が高い左利きなのも魅力で、将来的には左SBとしても面白そうな選手だ。
MF丸山大輝(京都橘高3年)
50mを6秒ジャストで走るスピードと負けん気の強さが目を惹くアタッカー。高校に入ってから筋肉量の増加と可動域のトレーニングに励んだ事が活き、試合で活躍する場面が増加。1対2の状況でもサイドを破れる選手になりつつある。
MF渡辺祥気(丸岡高2年)
182cmの高身長にテクニックの高さを備えたスケールの大きい司令塔。武器である3列目からの展開力は、練習試合で対戦した県外の強豪監督に「うちに欲しい」と言われる程だ。課題である激しさと運動量が身に付けば、飛躍する可能性は高い。
MF渡辺皐(藤枝東高2年)
左足キックの精度に自信を見せる司令塔。鷲巣延圭監督が「ちょっと違った感覚を持っている」と評するセンスとアイディアも彼の売り。「高2で活躍できればプロに近づくと思うので、結果に拘りたい」と話す今年はゴールへの意識も向上中。
MF林結人(鹿島学園高3年)
攻撃センスがキラリと光るアタッカー。テクニックと力強さを備えたドリブルを仕掛けて、積極的にゴールを狙う。初戦敗退に終わり、「不完全燃焼。自分の良い所が出せなかった」と話す昨夏のインターハイのリベンジを果たすため、予選では負けられない。
FW大荒陽平(今治東中等教育学校2年)
憧れの選手として挙げるのはフランス代表のムバッペで、スピードを活かした縦への突破は簡単には止められない。小中学生時代の目立った経歴は市トレに選ばれるぐらいだが、高校でサッカーへの意識が高まり、プレーが進化。更なる成長が期待できる。
FW前田隼希(鹿児島城西高3年)
ゴールにグイグイと迫っていく推進力溢れるプレーは、“ザ・ストライカー”との表現がよく似合う。難しい体勢からのシュートや、強引なまでのゴールへの貪欲さも彼の魅力。今年は決定力に磨きをかけて、全国行きを狙う。
FW山本吟侍(高川学園高2年)
点取り屋としての風格が漂う無骨な風貌からは想像つかないほど、プレーは多彩。見事な抜け出しから、泥臭い形まで様々な形で点が獲れる。中学の途中までボランチだった経験を活かし、周りを使ったプレーやリスタートのキックも光る。
執筆者紹介:森田将義(もりた・まさよし)
1985年、京都府生まれ。路頭に迷っていたころに放送作家事務所の社長に拾われ、10代の頃から在阪テレビ局で構成作家、リサーチとして活動を始める。その後、2年間のサラリーマン生活を経て、2012年から本格的にサッカーライターへと転向。主にジュニアから大学までの育成年代を取材する。ゲキサカの他、エル・ゴラッソ、サッカーダイジェストなどに寄稿している。
●【特設】高校総体2022