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長崎総科大附の注目GK亀井一起はキックも魅力。イブラやクリロナに憧れて蹴り込んできたことが原点に

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長崎総合科学大附高の注目GK亀井一起はキックも魅力

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.9 インターハイ長崎県予選準決勝 創成館高 0-1 長崎総合科学大附高 長崎市営ラグビーサッ カー場]

 長崎総合科学大附高GK亀井一起(3年=別府FC.ミネルバ出身)は無失点で決勝進出。この日はビッグセーブするシーンこそなかったものの、ゴール前で存在感ある動きを続けてキックで魅せた。

 昨年から名門のゴールを守る注目GK亀井は、「一番見て欲しいところはロングキックで、アシストとかできるところです」という。この日もパントキックをサイドへピタリとつけてチャンスの起点になったほか、飛距離のあるキックで相手の背後を脅かしていた。

「相手の背後を狙って、一発で引っくり返す。自分のセービング、キャッチから、攻守が一気に入れ替わるので、それができること」。キックはGKの醍醐味の一つ。常にアシストすることも狙いながらプレーしている。

 キック力の原点は幼少期にあるようだ。「ちっちゃい頃から蹴ることが好きで、パワーシュートとか打っていました。ちっちゃい頃はGKとか色々なポジションしていました。(シュートは)イブラ(ヒモビッチ)とかクリロナ(クリスティアーノ・ロナウド)とかゴリゴリ系が好きで」。小学6年の夏からGKに専念するようになったが、世界的なストライカーのパワーショットに憧れて蹴り込んできたことが、飛距離十分のキックを生み出したという。

 反応鋭い守護神は、無失点に封じることにもこだわりを持ってプレーしている。「自分が失点しなければ負けないので、それを意識して最後まで身体を張って守ろうと思います。最近、自分的には調子も悪くないので、打たれても止めれるという自信は結構ある」。

 この日は細かな判断ミスやキックミスがあったと自己分析。ともにイングランド代表のGKジョーダン・ピックフォードやGKアーロン・ラムズデールへ憧れの選手が変わった守護神は、修正し、決勝を無失点で終えて全国舞台に立つ。

(取材・文 吉田太郎)
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