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[MOM4314]東北学院FW佐々木流空(2年)_天才肌の2年生ストライカー、2得点で優勝へ導く

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自身この日2点目となるスーパーゴールを決め、喜ぶ東北学院高FW佐々木流空

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.5 インターハイ宮城県予選決勝 東北生文大高 0-4 東北学院高 めぐみ野A]

 22大会ぶりのインターハイ宮城県予選優勝を大きく引き寄せたのは2ゴールを挙げた2年生ストライカー、FW佐々木流空だ。

 特に自身2点目、チームの3得点目のミドルシュートは美しい弾道のスーパーゴールだった。「正直、自分でもビックリしています」とあまりに綺麗に決まったゴールに自分でも驚いた様子だった。

 ヴェルディ川崎、ベガルタ仙台、モンテディオ山形でプレーした財前宣之氏が立ち上げた中学生年代のチーム、FCフォーリクラッセ仙台の一期生。技術指導重視のクラブ出身らしく、ゴール感覚に優れ、足下の技術も非常に高い。

「天才肌で大舞台に強い選手です。ミスも荒削りなプレーもありますが、使い続けた結果、彼の持っているもの、こちらが望んでいたものをしっかり出してくれました」と大一番での大活躍を橋本俊一監督も喜んでおり、佐々木の2ゴールを共にアシストしたキャプテンのFW齋藤虎宇(3年)も「流空は難しいボールも決めてくれるので、とりあえず流空に上げればと思っていました」と絶大な信頼を置いている。

「試合では自分がゴールを決めて試合を決めようと、いつも臨むようにしています」と語る生粋のストライカーは、インターハイに向けて「来年につながるような試合をしたい」と最高学年になった時も見据えて戦いたいと語る。成長著しいストライカーが、全国の舞台でどれだけ暴れ回るか楽しみだ。

(取材・文 小林健志)
●【特設】高校総体2023
 

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