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[MOM4716]日章学園FW高岡伶颯(3年)_無念の昨冬からメンタル面で変化。背中で見せて2発、全3得点に絡む活躍

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日章学園高のU-19日本代表FW高岡伶颯(3年=三股町立三股中出身)は2得点で宮崎制覇。インターハイでの活躍を誓った

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.1 インターハイ宮崎県予選決勝 宮崎日大高 1-3 日章学園高 いちご宮崎新富サッカー場]

 自らの2発を含め、全3得点に絡む活躍。日章学園高のU-19日本代表FW高岡伶颯(3年=三股町立三股中出身)が、自らのゴールや攻守両面での運動量、味方を活用する動きによって、雪辱のチャンスを勝ち取った。

 立ち上がりの6分、前線でこぼれ球を拾うとスピードに乗った状態で前へ。DF2人の間を一気に抜け出しかけたところでファウルによって止められた。このプレーによって宮崎日大高DFにレッドカード。その瞬間的なスピード、前への姿勢が、チームに数的優位をもたらした。

「チームが流れに乗るにはこういうのも大事」というビッグプレー。11人対10人になった後は、ダイレクトでの展開や跳躍力で会場を沸かせる。そして、前半22分、右クロスのこぼれ球を右足ダイレクトで決めて先制点。10人の宮崎日大が守りを固める中でのゴールに、原啓太監督も「高岡がやっぱり仕事をしてくれた」と讃えていた。

前半22分に先制点

 この後、なかなか追加点が取れない時間が続いたが、高岡は得意とする前からの守備や空中戦を含めた競り合いで貢献。自分が勝負すべき局面では、鋭いドリブルからラストパス、シュートへ持ち込んだ。

 この日は、シンプルに周りの選手を活用する動きも印象的だった。「自分の悪いところは自分、自分になってしまうところだった」というFWが、「僕だけじゃないので、そこはほんとに仲間を信じてやりました」というプレー。自分よりも状態の良い選手を活用しながら、チームを好転させていた。

 そして、後半32分、高岡のスルーパスからMF小峠魅藍(3年)がシュートを放ち、こぼれをFW佐久川友杜(3年)が決めて2-0。さらに35分、FW水田祥太朗(3年)のグラウンダークロスを高岡が左足ダイレクトで決め、勝負の行方を決定づけた。

後半32分にはスルーパスでチーム2点目を演出

後半35分に自身2点目のゴールを決め、3-0に

 今春はU-19日本代表のヨルダン遠征から日本高校選抜のドイツ遠征、欧州クラブへの練習参加とチームを離れていた。5月に入り、コンディションは向上。原監督は「高岡にしかできない、ああいうジャンプだったり、ランニングを繰り返すとか、ボールに向かう姿勢っていうのは彼にしかできないんで、コンディションは良くなってきている」と語り、 その上で「技術的な部分で、神村(学園)の名和田(我空)君じゃないですけど、こう力を抜いてプレーできるところがあればいいかなと」と期待。これまで悔しい思いを経験するたびに変わってきたFWは、インターハイで進化した姿を見せる意気込みだ。

 昨年はインターハイ予選決勝で敗戦。また、U17アジアカップで1得点のみという悔しい結果を糧に成長を重ね、選手権予選決勝のハットトリックやU-17ワールドカップでの4得点という活躍に結びつけた。

 その後、主役候補として期待された選手権は初戦敗退。「選手権で何もできないというのは、メンタルで左右されてああいう結果になってしまったので、それを比べたら、今、キャプテン就任して半年ぐらい経ちますけど、ほんとにメンタルというものがついてきたなというのは、自分は一番思います」。チームが思い通りにいかない中でも背中で見せ、優勝へ導いた。

 5月31日には、J3宮崎の特別指定選手に認定。また、国内外のクラブが注目する高岡は、日章学園での勝利によってまだまだ自分の価値を上げる考えだ。「世界でも活躍できる選手になるために、このチームでの活動というものを本当に大事にして、一つ一つ少しずつですけど、次の全国で優勝するっていうのが自分のまた価値を上げるものになると思うので、 得点を量産して、チームとしても、個人としても評価を上げていけたらなと思います」。過去2年間の全国大会でのゴールは1年時のインターハイ2回戦の1得点のみ。今夏、全国舞台で結果を残し、自分の進化を証明する。

抜群の突破力、運動量を発揮した

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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