Jクラブも関心の日章学園MF南創太がドリブル、左足シュートで存在感。大舞台で自分の実力を試す
[6.1 インターハイ宮崎県予選決勝 宮崎日大高 1-3 日章学園高 いちご宮崎新富サッカー場]
大舞台で自分の実力を試す。日章学園高MF南創太(3年=ブルーウイングFC U-15出身)は昨秋から台頭。今年2月の九州高校新人大会でインパクトのある活躍を見せたレフティーだ。
一躍、Jクラブも関心を寄せる存在に。3月のJ-VILLAGE CUPでは尚志高、京都橘高、湘南U-18という強豪チーム相手に3戦連発し、「高いレベル相手にできている」と自信をつけた。その後、怪我での離脱を経て迎えたインターハイ予選。思うような結果を残すことはできなかったものの、決勝はJクラブ関係者が見守る中で存在感のある動きを見せた。
前半から右サイドでボールを受けると、中、縦へのドリブル。数的不利の状況でも強引に仕掛けてしまう部分があり、「準決勝もそうだったんですけど、気持ちが空回りして。(原啓太)監督にもそう言われて、やっぱ自分がやろうっていう気持ちはあるんですけど、ちょっとそれが強すぎたっていうのが、課題かなって思っています」と反省する。
それでも、退場者を出して10人の宮崎日大高が守りを固める中、ドリブルで大きく前進し、味方のシュートシーンを演出していた。前半22分には右サイドでシンプルに右SB野口昊平(2年)のインナーラップを活用。スルーパスを通し、先制点に絡んだ。
後半立ち上がりにはカットインからの左足シュートを枠へ飛ばし、クロスからチャンスメーク。さらにPAで相手DFと入れ替わるシーンもあった。なかなか2点目を奪えない中、日章学園の応援団を最も沸かせていたのが、南のドリブル、左足シュートだった。
チームはU-19日本代表のエースFW高岡伶颯(3年)の2得点と交代出場の10番FW佐久川友杜(3年)のゴールによって3-1で勝利。南は「1回怪我して、ちょっと2週間ぐらいサッカーできなくて、総体にギリギリ、パフォーマンス上げれるっていう風になって、 まだ(新人戦の)九州大会とかの切れは戻せていない。自分の結果は置いといて、チームにいい影響っていうか、結果をもたらしたっていうのは自信持っていますし、勝てたっていうのがやっぱ一番大きいと思っています」と微笑んだ。
原啓太監督が「もっとできると思っています」というように、スピードを備えたレフティーのポテンシャルは大きい。本人も自分に期待する。「目の前の相手を絶対かわすとか、クロス、シュートまで行き切るっていうのが強みなんで、あとはそこの質を突き詰めて、上げられたらなって思っています」。そして、自分の力を大舞台で示す考えだ。
「一番近場で言ったら、九州大会で1発トーナメントなんで。リーグと違って負けられないっていう戦いがあるんで、そこで勝負強さっていうのをあと2週間で調節できたらって思っています」と意気込んだ。
Jクラブスカウトたちの前でアピールした注目レフティーは、そのステージや年代別日本代表、プレミアリーグ勢も参戦する九州大会や全国大会で「自分のパフォーマンスがどこまで通用して、どこまでダメなのか」を試したいという思いを持っている。九州大会や全国大会で目立つ活躍をして、年代別日本代表や高校選抜で結果を残した高岡のように、自分の活躍の場を広げる。
(取材・文 吉田太郎)
●全国高校総体2024特集
大舞台で自分の実力を試す。日章学園高MF南創太(3年=ブルーウイングFC U-15出身)は昨秋から台頭。今年2月の九州高校新人大会でインパクトのある活躍を見せたレフティーだ。
一躍、Jクラブも関心を寄せる存在に。3月のJ-VILLAGE CUPでは尚志高、京都橘高、湘南U-18という強豪チーム相手に3戦連発し、「高いレベル相手にできている」と自信をつけた。その後、怪我での離脱を経て迎えたインターハイ予選。思うような結果を残すことはできなかったものの、決勝はJクラブ関係者が見守る中で存在感のある動きを見せた。
前半から右サイドでボールを受けると、中、縦へのドリブル。数的不利の状況でも強引に仕掛けてしまう部分があり、「準決勝もそうだったんですけど、気持ちが空回りして。(原啓太)監督にもそう言われて、やっぱ自分がやろうっていう気持ちはあるんですけど、ちょっとそれが強すぎたっていうのが、課題かなって思っています」と反省する。
それでも、退場者を出して10人の宮崎日大高が守りを固める中、ドリブルで大きく前進し、味方のシュートシーンを演出していた。前半22分には右サイドでシンプルに右SB野口昊平(2年)のインナーラップを活用。スルーパスを通し、先制点に絡んだ。
後半立ち上がりにはカットインからの左足シュートを枠へ飛ばし、クロスからチャンスメーク。さらにPAで相手DFと入れ替わるシーンもあった。なかなか2点目を奪えない中、日章学園の応援団を最も沸かせていたのが、南のドリブル、左足シュートだった。
チームはU-19日本代表のエースFW高岡伶颯(3年)の2得点と交代出場の10番FW佐久川友杜(3年)のゴールによって3-1で勝利。南は「1回怪我して、ちょっと2週間ぐらいサッカーできなくて、総体にギリギリ、パフォーマンス上げれるっていう風になって、 まだ(新人戦の)九州大会とかの切れは戻せていない。自分の結果は置いといて、チームにいい影響っていうか、結果をもたらしたっていうのは自信持っていますし、勝てたっていうのがやっぱ一番大きいと思っています」と微笑んだ。
原啓太監督が「もっとできると思っています」というように、スピードを備えたレフティーのポテンシャルは大きい。本人も自分に期待する。「目の前の相手を絶対かわすとか、クロス、シュートまで行き切るっていうのが強みなんで、あとはそこの質を突き詰めて、上げられたらなって思っています」。そして、自分の力を大舞台で示す考えだ。
「一番近場で言ったら、九州大会で1発トーナメントなんで。リーグと違って負けられないっていう戦いがあるんで、そこで勝負強さっていうのをあと2週間で調節できたらって思っています」と意気込んだ。
Jクラブスカウトたちの前でアピールした注目レフティーは、そのステージや年代別日本代表、プレミアリーグ勢も参戦する九州大会や全国大会で「自分のパフォーマンスがどこまで通用して、どこまでダメなのか」を試したいという思いを持っている。九州大会や全国大会で目立つ活躍をして、年代別日本代表や高校選抜で結果を残した高岡のように、自分の活躍の場を広げる。
(取材・文 吉田太郎)
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