MF大谷湊斗主将が2発!昌平が4度目の挑戦で初めて準決勝を突破し、神村学園との決勝へ!
[8.2 総体準決勝 帝京長岡高 1-2 昌平高 Jヴィレッジスタジアム]
昌平が4度目の挑戦で初めて準決勝突破、初V王手! 2日、令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技準決勝がJヴィレッジスタジアム(福島)で行われた。ともに初の決勝進出をかけた帝京長岡高(新潟)対昌平高(埼玉)戦は昌平が2-1で勝利。昌平は初優勝を駆けた決勝(3日)で神村学園高(鹿児島)と戦う。
帝京長岡は今大会、インターハイで初めて2回戦を突破。前日の準々決勝では昨年度の選手権、プレミアリーグ王者の青森山田高(青森)をPK戦で撃破している。この日はGK小林脩晃(3年)、DF{遠藤琉晟}}(3年)、下田蒼太朗(3年)、山本圭晋主将(3年、U-17日本高校選抜)、池田遼(3年)、MF香西大河(3年)、水川昌志(3年)、永井仁之(3年)、水澤那月(2年)、FW柳田夢輝(3年)、Jクラブ注目のFW安野匠(3年)が先発出場した。
一方の昌平は桐光学園高(神奈川1)との準々決勝で0-2から追いつき、PK戦を制して出場5回目で4度目となる準決勝進出だ。この日はGK佐々木智太郎(3年、U-17日本高校選抜)、DF上原悠都(3年、U-17日本高校選抜候補)、坂本航大(3年)、中松陽太(3年)、安藤愛斗(2年)、MF鈴木宏幸(3年、22年U-16日本代表候補)、大谷湊斗主将(3年、U-17日本高校選抜)、本田健晋(3年)、岩谷勇仁(3年)、長璃喜(2年、U-17日本高校選抜候補)、FW鄭志錫(3年)の11人でスタートした。
互いにボールを保持しながら主導権を握ろうとするチーム同士の戦いは、前半のクーリングブレイクまでに昌平が2点を先取する。5分、右中間で前を向いた大谷が前へ運んでから右足一閃。ファーサイドのネットへ強烈な一撃を突き刺した。さらに14分には、長のシュートのこぼれ球に反応し、右足シュートをゴール右上へ叩き込んだ。
帝京長岡はFW安野がダイナミックな動きで起点となったほか、1タッチの左足シュートも。また中盤で水川が落ち着いてDFを剥がして前進したほか、1タッチのパス交換などで昌平の守りを攻略しようとする。
だが、昌平は坂本、中松を中心としたDFラインが堅く、スピードのある岩谷らのプレス、鈴木、大谷のポジショニング、攻守の質の高さも効いていた。帝京長岡は失ったボールを前から奪い返しに行くも奪い切れず、大谷や鄭に前進を許すシーンが増加。それでも永井を右SB、遠藤を中盤に上げて4-1-4-1システムで立て直す。
そして前半32分、帝京長岡は右サイドで距離感良くボールを動かして突破。そして右中間の下田からシュート性のボールがPA左の水澤へ通る。これを水澤が右足ダイレクトで決めて1点差とした。
昌平は35+1分に右CKから上原のヘッドがゴールを捉えるが、ゴールカバーした帝京長岡DFがクリア。昌平は鄭のドリブルシュートなどで追加点を狙うが、突き放すことができない。
小林らDFラインから精力的にボールを運ぶ帝京長岡も後半3分、トリックCKから山本が狙う。だが、昌平GK佐々木がファインセーブ。帝京長岡・安野、昌平・鄭の両FWが前線でポイントを作って攻め合うが、なかなか決定打は生まれない。昌平は9分に鄭の落としから本田が左足シュートを放つが、相手GK小林に阻まれた。
帝京長岡は13分、柳田に代えて3回戦で3アシストのMF和食陽向(1年)を投入。対する昌平は、24分に本田をMF 山口豪太(2年、U-17日本代表)と入れ替えた。右SB安藤が高さ、左SB上原が対人能力の高さを発揮するなど1点リードを続ける昌平は31分に安藤、岩谷に代えてDF 鈴木翔(3年)、MF 三浦悠代(3年)を投入した。
昌平は好守から空いたスペースを突く攻撃でチャンス。だが、山口の右足シュートがGK正面を突くなど3点目を奪うことができない。帝京長岡は6分間のアディショナルタイムでゴール前のシーンを3度4度と作り出すが、昌平の堅い守りに阻まれて試合終了。昌平が初の決勝進出を果たした。
(取材・文 吉田太郎)
●全国高校総体2024特集
昌平が4度目の挑戦で初めて準決勝突破、初V王手! 2日、令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技準決勝がJヴィレッジスタジアム(福島)で行われた。ともに初の決勝進出をかけた帝京長岡高(新潟)対昌平高(埼玉)戦は昌平が2-1で勝利。昌平は初優勝を駆けた決勝(3日)で神村学園高(鹿児島)と戦う。
帝京長岡は今大会、インターハイで初めて2回戦を突破。前日の準々決勝では昨年度の選手権、プレミアリーグ王者の青森山田高(青森)をPK戦で撃破している。この日はGK小林脩晃(3年)、DF{遠藤琉晟}}(3年)、下田蒼太朗(3年)、山本圭晋主将(3年、U-17日本高校選抜)、池田遼(3年)、MF香西大河(3年)、水川昌志(3年)、永井仁之(3年)、水澤那月(2年)、FW柳田夢輝(3年)、Jクラブ注目のFW安野匠(3年)が先発出場した。
一方の昌平は桐光学園高(神奈川1)との準々決勝で0-2から追いつき、PK戦を制して出場5回目で4度目となる準決勝進出だ。この日はGK佐々木智太郎(3年、U-17日本高校選抜)、DF上原悠都(3年、U-17日本高校選抜候補)、坂本航大(3年)、中松陽太(3年)、安藤愛斗(2年)、MF鈴木宏幸(3年、22年U-16日本代表候補)、大谷湊斗主将(3年、U-17日本高校選抜)、本田健晋(3年)、岩谷勇仁(3年)、長璃喜(2年、U-17日本高校選抜候補)、FW鄭志錫(3年)の11人でスタートした。
互いにボールを保持しながら主導権を握ろうとするチーム同士の戦いは、前半のクーリングブレイクまでに昌平が2点を先取する。5分、右中間で前を向いた大谷が前へ運んでから右足一閃。ファーサイドのネットへ強烈な一撃を突き刺した。さらに14分には、長のシュートのこぼれ球に反応し、右足シュートをゴール右上へ叩き込んだ。
帝京長岡はFW安野がダイナミックな動きで起点となったほか、1タッチの左足シュートも。また中盤で水川が落ち着いてDFを剥がして前進したほか、1タッチのパス交換などで昌平の守りを攻略しようとする。
だが、昌平は坂本、中松を中心としたDFラインが堅く、スピードのある岩谷らのプレス、鈴木、大谷のポジショニング、攻守の質の高さも効いていた。帝京長岡は失ったボールを前から奪い返しに行くも奪い切れず、大谷や鄭に前進を許すシーンが増加。それでも永井を右SB、遠藤を中盤に上げて4-1-4-1システムで立て直す。
そして前半32分、帝京長岡は右サイドで距離感良くボールを動かして突破。そして右中間の下田からシュート性のボールがPA左の水澤へ通る。これを水澤が右足ダイレクトで決めて1点差とした。
昌平は35+1分に右CKから上原のヘッドがゴールを捉えるが、ゴールカバーした帝京長岡DFがクリア。昌平は鄭のドリブルシュートなどで追加点を狙うが、突き放すことができない。
小林らDFラインから精力的にボールを運ぶ帝京長岡も後半3分、トリックCKから山本が狙う。だが、昌平GK佐々木がファインセーブ。帝京長岡・安野、昌平・鄭の両FWが前線でポイントを作って攻め合うが、なかなか決定打は生まれない。昌平は9分に鄭の落としから本田が左足シュートを放つが、相手GK小林に阻まれた。
帝京長岡は13分、柳田に代えて3回戦で3アシストのMF和食陽向(1年)を投入。対する昌平は、24分に本田をMF 山口豪太(2年、U-17日本代表)と入れ替えた。右SB安藤が高さ、左SB上原が対人能力の高さを発揮するなど1点リードを続ける昌平は31分に安藤、岩谷に代えてDF 鈴木翔(3年)、MF 三浦悠代(3年)を投入した。
昌平は好守から空いたスペースを突く攻撃でチャンス。だが、山口の右足シュートがGK正面を突くなど3点目を奪うことができない。帝京長岡は6分間のアディショナルタイムでゴール前のシーンを3度4度と作り出すが、昌平の堅い守りに阻まれて試合終了。昌平が初の決勝進出を果たした。
(取材・文 吉田太郎)
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