大器の目標は内田篤人。神村学園の2年生右WB竹野楓太が鹿児島制覇に貢献し、U-17日本代表入り!
[5.24 インターハイ鹿児島県予選決勝 神村学園高 3-1 鹿児島城西高 OSAKO YUYA stadium]
台頭中の182cmDFがインターハイ出場を決め、U-17日本代表入りも果たした。DF竹野楓太(2年=神村学園中出身)は、神村学園高の右ウイングバック(WB)として先発フル出場。「自分のスピードを活かせる縦突破だったり、味方との連係で縦行ってクロスだったりっていうのを意識しようとしていました」という竹野が、存在感のある動きを見せた。
前半9分、セットプレーの流れから左ゴールライン際での切り返しでDFを剥がしてラストパスに持ち込む。その後も右サイドで「アグレッシブさや、アジリティの部分で他の人たちは違うかなと思います」という特長を発揮。50m走6秒2の俊足DFは切り返しも交えた仕掛けからクロスへ持ち込もうとしていた。
1-1の前半28分にはクロスバーの跳ね返りに反応し、豪快な右足シュートをゴールネットに突き刺した。本人も「決まったと思いました」という一撃は直前のプレーで味方にオフサイドがあり、ノーゴール。それでも、有村圭一郎監督が「ヘディングもできるし、クロスも上げられるし、ゾーンっていうか、ああいうキックを持っている」というDFは後半も右サイドからダイナミックな攻め上がりを見せた。
チームが全体的に左からの攻撃が増える中、得点に係わることはできなかったものの、右オープンスペースへ駆け上がってクロス。マークがついていても縦に仕掛けて行き切る力がある。1対1の守備にも自信。今季のプレミアリーグWEST第3節から先発を務める竹野はセットプレーからヘッドで決める部分の向上を掲げ、「3年生のためにっていうのもありますし、選ばれなかった1、2年生の分も」より活躍する意気込みだ。
その竹野は5月27日、U-17日本代表スペイン遠征メンバーに選出された。神村学園中時代にU-15日本代表候補に選出されているが、それ以来となる“代表入り”。驚きもあったというが、世界相手でもやれる自信は「あります」。今回の海外遠征でアピールし、先輩のMF名和田我空(現G大阪)やMF吉永夢希(現ゲンク)のようにU-17ワールドカップで戦うチャンスを勝ち取れるか注目だ。
3バックの右WBや4バックの右サイドバック(SB)が主戦場。目標とする選手は元日本代表DF内田篤人だ。「自分はずっと内田篤人選手が好きで、守備の部分でアグレッシブに行くところだったり、クロスの精度だったりっていうのを意識してやっています」。内田のようなスピードと技術力も備えた大器は、U-17日本代表の活動を経験して成長を加速させる。
この日出場権を勝ち取ったインターハイの目標は日本一。「インターハイはもっとチーム一丸となって、声を出して、熱量を持って、1人1人が輝けるようにしていきたいです。(個人としての)目標はやっぱりゴールっていうことと、SBからのクロスを成功させられるようにしていきたいです」。2年前の全国中学校大会で優勝を経験している2年生SBが、より得点に絡んで高校でも日本一に輝く。




(取材・文 吉田太郎)
●全国高校総体2025特集
台頭中の182cmDFがインターハイ出場を決め、U-17日本代表入りも果たした。DF竹野楓太(2年=神村学園中出身)は、神村学園高の右ウイングバック(WB)として先発フル出場。「自分のスピードを活かせる縦突破だったり、味方との連係で縦行ってクロスだったりっていうのを意識しようとしていました」という竹野が、存在感のある動きを見せた。
前半9分、セットプレーの流れから左ゴールライン際での切り返しでDFを剥がしてラストパスに持ち込む。その後も右サイドで「アグレッシブさや、アジリティの部分で他の人たちは違うかなと思います」という特長を発揮。50m走6秒2の俊足DFは切り返しも交えた仕掛けからクロスへ持ち込もうとしていた。
1-1の前半28分にはクロスバーの跳ね返りに反応し、豪快な右足シュートをゴールネットに突き刺した。本人も「決まったと思いました」という一撃は直前のプレーで味方にオフサイドがあり、ノーゴール。それでも、有村圭一郎監督が「ヘディングもできるし、クロスも上げられるし、ゾーンっていうか、ああいうキックを持っている」というDFは後半も右サイドからダイナミックな攻め上がりを見せた。
チームが全体的に左からの攻撃が増える中、得点に係わることはできなかったものの、右オープンスペースへ駆け上がってクロス。マークがついていても縦に仕掛けて行き切る力がある。1対1の守備にも自信。今季のプレミアリーグWEST第3節から先発を務める竹野はセットプレーからヘッドで決める部分の向上を掲げ、「3年生のためにっていうのもありますし、選ばれなかった1、2年生の分も」より活躍する意気込みだ。
その竹野は5月27日、U-17日本代表スペイン遠征メンバーに選出された。神村学園中時代にU-15日本代表候補に選出されているが、それ以来となる“代表入り”。驚きもあったというが、世界相手でもやれる自信は「あります」。今回の海外遠征でアピールし、先輩のMF名和田我空(現G大阪)やMF吉永夢希(現ゲンク)のようにU-17ワールドカップで戦うチャンスを勝ち取れるか注目だ。
3バックの右WBや4バックの右サイドバック(SB)が主戦場。目標とする選手は元日本代表DF内田篤人だ。「自分はずっと内田篤人選手が好きで、守備の部分でアグレッシブに行くところだったり、クロスの精度だったりっていうのを意識してやっています」。内田のようなスピードと技術力も備えた大器は、U-17日本代表の活動を経験して成長を加速させる。
この日出場権を勝ち取ったインターハイの目標は日本一。「インターハイはもっとチーム一丸となって、声を出して、熱量を持って、1人1人が輝けるようにしていきたいです。(個人としての)目標はやっぱりゴールっていうことと、SBからのクロスを成功させられるようにしていきたいです」。2年前の全国中学校大会で優勝を経験している2年生SBが、より得点に絡んで高校でも日本一に輝く。




(取材・文 吉田太郎)
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