流れ一変させるファインゴールも、惜敗。星稜の10番MF丸山京佑は「あっという間に来ると思う」選手権までの時間を大事にして奪還へ
後半4分、MF
[6.9インターハイ石川県予選決勝 金沢学院大附高 3-2 星稜高 西部緑地公園陸上競技場]
名門・星稜高の10番が、ファインゴールで流れを一変させた。0-2の後半4分、MF丸山京佑(3年=JFAアカデミー福島U15)は、MF高見澤煌(2年)から左オープンに出されたパスに反応。DF1人が対応していたが、時間を掛けずに仕掛け、右足シュートをニアのネットに突き刺した。
「相手のGKがちょっとファーに寄ってるのが見えた。ニアに思いっ切り打ったら入るかなと思って」打ち切り、1点差。ゴールを確認した丸山はスタンドの仲間たちを煽り、試合を再開した。
明らかに勢いを増した星稜は、丸山や中盤中央で推進力のある動きを見せた高見澤、プレッシングの筆頭になっていたFW沖野永絆(3年)を中心に反撃。15分にも相手のミスを突く形でMF尾江丈太朗(3年)が決めて同点に追いついた。だが、一気に呑み込むことができず、22分に失点。昨秋の選手権予選準決勝で敗れた相手に再び敗れる結果となった。
丸山は「後半のサッカーをやっぱり最初からやらないといけないっていうのが1番の悔いですし、みんな頑張ってたんですけど、自分自身、チームを勝たせられなかったところが1番情けないところかなと思います」と唇を噛んだ。
そして、力を出し切った金沢学院大附高と自分たちの差を指摘。「自分たちの選手だけの目標だけじゃなくて、(河合伸幸)監督だったり、親であったり、保護者であったり、メンバー外の選手たちの思いも背負っていた中で、最後勝てなかったっていうのは……先輩方の思いにも応えられなかったっていうところが、やっぱり不甲斐ないなと思います」。そして、自身、チームの成長を誓っていた。
この日、金沢学院は丸山を警戒し、人数を掛けて中には行かせない守り。その中でも丸山はカットインシュートを狙ったほか、縦突破からのラストパスでチャンスを演出した。ただし、やりたいことが十分にはできなかったという。後半に1ゴールを挙げたほか、一際印象的な動きを見せたものの、伝統の10番を背負うMFは全く満足していない。
「(星稜の10番は)色々な凄い選手たちがつけてきた番号で、なかなかプリンスリーグでは結果が残せなくて、チームを勝たすことが全然できなくて。でも、一発勝負の試合で、自分が点を取って勝たせるって気持ちでインターハイには臨んで、それでも最後決勝で勝てなかったら、10番としても今まで積み上げてきたものが全部無駄なんで、まだ10番として責任であったり、自覚っていうのはやっぱりまだ足りないなっていう風に思います」
昨年度はインターハイ、選手権に出場することができず、今回のインターハイ予選も全国舞台には届かなかった。丸山ら3年生がトーナメント戦で全国大会に出場するチャンスはあと選手権のみとなっている。
「なかなかすぐには自分も、チームも立ち直れるか分からないですけど、選手権はあっという間に来ると思うので、選手権までの夏の期間をやっぱりもう1回自分にベクトルを向けて見つめ直して、また学院に勝つために準備して、必ず選手権では優勝して、必ず全国に行けるように頑張っていきます」と丸山。選手権までの時間を大事に成長し、日本一歴を持つ名門校を必ず勝たせる。




(取材・文 吉田太郎)
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名門・星稜高の10番が、ファインゴールで流れを一変させた。0-2の後半4分、MF丸山京佑(3年=JFAアカデミー福島U15)は、MF高見澤煌(2年)から左オープンに出されたパスに反応。DF1人が対応していたが、時間を掛けずに仕掛け、右足シュートをニアのネットに突き刺した。
「相手のGKがちょっとファーに寄ってるのが見えた。ニアに思いっ切り打ったら入るかなと思って」打ち切り、1点差。ゴールを確認した丸山はスタンドの仲間たちを煽り、試合を再開した。
明らかに勢いを増した星稜は、丸山や中盤中央で推進力のある動きを見せた高見澤、プレッシングの筆頭になっていたFW沖野永絆(3年)を中心に反撃。15分にも相手のミスを突く形でMF尾江丈太朗(3年)が決めて同点に追いついた。だが、一気に呑み込むことができず、22分に失点。昨秋の選手権予選準決勝で敗れた相手に再び敗れる結果となった。
丸山は「後半のサッカーをやっぱり最初からやらないといけないっていうのが1番の悔いですし、みんな頑張ってたんですけど、自分自身、チームを勝たせられなかったところが1番情けないところかなと思います」と唇を噛んだ。
そして、力を出し切った金沢学院大附高と自分たちの差を指摘。「自分たちの選手だけの目標だけじゃなくて、(河合伸幸)監督だったり、親であったり、保護者であったり、メンバー外の選手たちの思いも背負っていた中で、最後勝てなかったっていうのは……先輩方の思いにも応えられなかったっていうところが、やっぱり不甲斐ないなと思います」。そして、自身、チームの成長を誓っていた。
この日、金沢学院は丸山を警戒し、人数を掛けて中には行かせない守り。その中でも丸山はカットインシュートを狙ったほか、縦突破からのラストパスでチャンスを演出した。ただし、やりたいことが十分にはできなかったという。後半に1ゴールを挙げたほか、一際印象的な動きを見せたものの、伝統の10番を背負うMFは全く満足していない。
「(星稜の10番は)色々な凄い選手たちがつけてきた番号で、なかなかプリンスリーグでは結果が残せなくて、チームを勝たすことが全然できなくて。でも、一発勝負の試合で、自分が点を取って勝たせるって気持ちでインターハイには臨んで、それでも最後決勝で勝てなかったら、10番としても今まで積み上げてきたものが全部無駄なんで、まだ10番として責任であったり、自覚っていうのはやっぱりまだ足りないなっていう風に思います」
昨年度はインターハイ、選手権に出場することができず、今回のインターハイ予選も全国舞台には届かなかった。丸山ら3年生がトーナメント戦で全国大会に出場するチャンスはあと選手権のみとなっている。
「なかなかすぐには自分も、チームも立ち直れるか分からないですけど、選手権はあっという間に来ると思うので、選手権までの夏の期間をやっぱりもう1回自分にベクトルを向けて見つめ直して、また学院に勝つために準備して、必ず選手権では優勝して、必ず全国に行けるように頑張っていきます」と丸山。選手権までの時間を大事に成長し、日本一歴を持つ名門校を必ず勝たせる。


ゴールを決め、チームを鼓舞する


星稜は選手権で必ずタイトルを奪還する
(取材・文 吉田太郎)
●全国高校総体2025特集
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