「0-0でPKも十分想定していた」PKキーパー投入ズバリ!飯塚がPK戦で米子北を撃破し全国初の8強入り!
ドリブルで仕掛ける飯塚MF
[7.29 インターハイ3回戦 飯塚 0-0(PK7-6)米子北 JヴィレッジP7・8]
令和7年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は29日、福島県内で3回戦を行い、JヴィレッジP7・8の第1試合では飯塚高(福岡)と米子北高(鳥取)が対戦した。試合は0-0のまま70分間で決着付かず、PK戦に突入。PK7-6で競り勝った飯塚が初のベスト8入りを決めた。30日の準々決勝では流通経済大柏(千葉)と対戦する。
前半は米子北がペースを握る時間帯が長かったが、飯塚も粘り強い対応で決定機をつくらせない。米子北は前半17分、MF山下一圭(3年)が左サイドから中に持ち込み、右足でミドルシュートを狙ったが、ゴール右へ。直後の18分には山下の右CKにFW妹川将基(3年)が頭で合わせたが、飯塚のGK原夢希(3年)がしっかり抑えた。
FW塚本一咲(3年)を起点に攻撃を仕掛ける飯塚は前半35分、こぼれ球を奪った塚本がそのままフィニッシュまで持ち込むが、米子北DF熊野俊典(2年)が体を張ってブロック。米子北は右サイドのFW石飛五光(3年)、DF浜梶優大(3年)が高い位置を取ってチャンスをうかがうが、ゴールまでには至らなかった。
後半も一進一退の攻防が続く中、飯塚は後半アディショナルタイム1分、MF新垣類(3年)のFKにDF木下宗祐(3年)が頭で合わせるが、惜しくもクロスバーを直撃。0-0のままPK戦突入かと思われた後半アディショナルタイム4分、飯塚はゴールを守る原に代わってGK高田大雅(3年)がピッチに入る。192cmの”PKキーパー”を投入した。
PK戦では後攻・飯塚の1人目、新垣のキックがGK酒井律輝(3年)に止められ、その後は互いに全員が成功させていく。先攻の米子北は決めれば勝利という状況で5人目の浜梶がPKスポットへ。ところが、これをゴール左に外してしまい、試合はサドンデスに突入。米子北の8人目、MF宮崎亮翔(3年)のキックを高田がストップし、PK7-6の激闘を飯塚が制した。
4年ぶり2回目のインターハイ出場となった飯塚だが、初出場だった2021年大会は3回戦で岡山学芸館にPK戦の末、敗退。さらに2022年度、2023年度と2回出場経験のある全国高校サッカー選手権でも2回戦敗退、3回戦敗退に終わっており、3回戦が一つの"鬼門”となっていた。
総体、選手権含めて全国大会初の8強入りとなった飯塚の中辻喜敬監督は「0-0でPK戦というのも十分に想定していた。全国で越えられなかった16強の壁を越えて、4つ(ベスト4)に入るのが今年のチームの目標。内容よりも何が何でも勝とうと話していた」と力を込める。
1回戦、2回戦はベンチに控えGKを1枚しか入れていなかったが、この日はPK戦要員として高田を今大会で初めてベンチに入れた。「デカくて反応も速い。普段のPK戦でも1本は絶対に止めてくれる」と絶対の信頼を置く背番号21を含めたGK3人体制で「PK戦まで想定したメンバー編成にした」ことがしっかり結果につながった。
30日の準々決勝では、目標のベスト4を懸けて流通経済大柏と対戦する。「去年の選手権で決勝の前橋育英戦、3回戦の大津戦と流通経済大柏さんの試合を2試合見させてもらった。上手さと強さを両方持った憧れのチーム」。流通経済大柏に対するリスペクトを口にする中辻監督は「いろいろ学べると思うし、もちろん勝負なので、全力をぶつけたい」と、一つの理想とするチームを倒して、飯塚の歴史をさらに1ページ塗り替えるつもりだ。
(取材・文 西山紘平)
●全国高校総体2025特集
令和7年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は29日、福島県内で3回戦を行い、JヴィレッジP7・8の第1試合では飯塚高(福岡)と米子北高(鳥取)が対戦した。試合は0-0のまま70分間で決着付かず、PK戦に突入。PK7-6で競り勝った飯塚が初のベスト8入りを決めた。30日の準々決勝では流通経済大柏(千葉)と対戦する。
前半は米子北がペースを握る時間帯が長かったが、飯塚も粘り強い対応で決定機をつくらせない。米子北は前半17分、MF山下一圭(3年)が左サイドから中に持ち込み、右足でミドルシュートを狙ったが、ゴール右へ。直後の18分には山下の右CKにFW妹川将基(3年)が頭で合わせたが、飯塚のGK原夢希(3年)がしっかり抑えた。
FW塚本一咲(3年)を起点に攻撃を仕掛ける飯塚は前半35分、こぼれ球を奪った塚本がそのままフィニッシュまで持ち込むが、米子北DF熊野俊典(2年)が体を張ってブロック。米子北は右サイドのFW石飛五光(3年)、DF浜梶優大(3年)が高い位置を取ってチャンスをうかがうが、ゴールまでには至らなかった。
後半も一進一退の攻防が続く中、飯塚は後半アディショナルタイム1分、MF新垣類(3年)のFKにDF木下宗祐(3年)が頭で合わせるが、惜しくもクロスバーを直撃。0-0のままPK戦突入かと思われた後半アディショナルタイム4分、飯塚はゴールを守る原に代わってGK高田大雅(3年)がピッチに入る。192cmの”PKキーパー”を投入した。
PK戦では後攻・飯塚の1人目、新垣のキックがGK酒井律輝(3年)に止められ、その後は互いに全員が成功させていく。先攻の米子北は決めれば勝利という状況で5人目の浜梶がPKスポットへ。ところが、これをゴール左に外してしまい、試合はサドンデスに突入。米子北の8人目、MF宮崎亮翔(3年)のキックを高田がストップし、PK7-6の激闘を飯塚が制した。
4年ぶり2回目のインターハイ出場となった飯塚だが、初出場だった2021年大会は3回戦で岡山学芸館にPK戦の末、敗退。さらに2022年度、2023年度と2回出場経験のある全国高校サッカー選手権でも2回戦敗退、3回戦敗退に終わっており、3回戦が一つの"鬼門”となっていた。
総体、選手権含めて全国大会初の8強入りとなった飯塚の中辻喜敬監督は「0-0でPK戦というのも十分に想定していた。全国で越えられなかった16強の壁を越えて、4つ(ベスト4)に入るのが今年のチームの目標。内容よりも何が何でも勝とうと話していた」と力を込める。
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(取材・文 西山紘平)
●全国高校総体2025特集


