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MF新垣類はインハイで飯塚の全3得点を記録も悔しい敗退。エースナンバー「13」が「ここまでじゃない」ことを選手権で示す

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飯塚高MF新垣類(3年=アリーバFC出身)はインターハイでチームの全3得点をマーク。攻守両面でより活躍することを目指す。(写真協力=『高校サッカー年鑑』)

[7.31 インターハイ準々決勝 流通経済大柏高 2-0 飯塚高 JヴィレッジP3]

 0-1の後半23分、飯塚高(福岡)はサイドから流通経済大柏高(千葉)の守りを崩し、今大会3得点のMF新垣類(3年=アリーバFC出身)が決定的な左足シュート。「チームメイトに言われて、ファーに流すっていう手もあったんですけど、自分はニアが見えたんで、ニアに思いっきり打ちました。(GKの逆を突いたが)止められて、GKの方が上手だったのかなっていうのがあります」と悔しがった。

 中辻喜敬監督も、「あれは決まったな、と思いましたね」と振り返る決定機。飯塚は前半から相手SBの背後を突く形で相手を押し返していた。後半にはビッグチャンスになりかけたシーンも。だが、フリーで走っている選手にパスを出せず、全体的にシュート、クロスもわずかに精度を欠いた。

 指揮官は「(流経大柏に)力は僕ら負けてたかもしれないけど、勝負ってなれば勝つチャンスは絶対あったから。ミーティングしていた通りのことができたけど、それを決めるだけのクオリティが最後やっぱりなかった」と残念がる。

 新垣は今大会初戦の修徳高(東京)戦でチームを2-1の勝利へ導く2得点。那覇西高(沖縄)との2回戦でも後半終了間際に決勝点を決めた。飯塚の全3得点を挙げて初の8強入りに貢献。エースナンバー「13」の役割を果たした印象だが、「まだまだ『飯塚の13番、ここまでじゃないぞ』と見せたかった。守備やって、攻撃もちゃんと点を取れるっていう選手が、やっぱり飯塚の13番」と満足はしていなかった。

 大きな注目の中で飯塚へ進学した新垣だが、昨年は「守備が多かったイメージがあって、それで攻撃に全然移れないみたいなところがありました」。結果を残せず、周囲からの厳しい声も耳に入ってきていた。

 だが、新垣はエースナンバー「13」を託された最終学年に活躍。「(今)シーズン始まる前に、(中辻)監督さんに、『攻撃は好きにやって』っていうのあって、何か気持ちがすっと抜けた感じがして、自分のいいプレーが出てるのかなっていうのがあります。色々なプレッシャーありましたけど、それが良い方向に伸びていってるのかなっていうのはあります」。苦しい時期を乗り越えた注目株。最後のインターハイでも攻守でチームに貢献し、得点嗅覚を発揮するなどその実力を示した。

 全国ベスト8は自信に。ここからさらに上へ行くため、改めて成長することを誓った。「今日、流経(大柏)さんの対峙した6番の選手(DF増田大空/U-17日本代表)は速くて、身体も強くて、良い選手でした。そういう選手に勝てるようなサイドハーフになっていきたい。もっと身体を大きくして、自分の特長であるスピードを活かして、もっとチームの勝利に貢献できたらなっていうのはあります」。選手権ではまず福岡制覇をすること。より強力なサイドハーフになって、冬に「飯塚の13番、ここまでじゃないぞ」と示す。


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(取材・文 吉田太郎)


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