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選手権3回戦の再戦は再び激闘に。大津がPK戦9-8で流経大柏に雪辱し、2014年以来の決勝進出!

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大津高流通経済大柏高の激闘は大津が勝利。(写真協力=『高校サッカー年鑑』)

[8.1 インターハイ準決勝 大津高 0-0(PK9-8)流通経済大柏高 Jヴィレッジスタジアム]

 大津が激闘を制し、決勝進出! 令和7年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技(福島)は1日、準決勝を行い、第1試合でともにプレミアリーグ勢の大津高(熊本)と流通経済大柏高(千葉)が激突。昨年度選手権3回戦(流経大柏が2-1で勝利)の再戦は大津が0-0(PK9-8)で雪辱勝利を収め、2014年大会以来の決勝進出を決めた。

 大津は今大会、丸岡高(福井)に4-1、八戸学院野辺地西高(青森)に3-0、高知中央高(高知)に7-0、そして前回大会優勝の昌平高(埼玉)に5-0で勝ち、準優勝した2014年大会以来となる準決勝に駒を進めてきた。その先発はGK村上葵(3年/U-17日本高校選抜)、DF今井獅温(3年)、松野秀亮(3年)、村上慶(3年/U-17日本高校選抜)、渡部友翔(2年)、MF福島悠士(3年)、岩崎天利(3年)、福島京次主将(3年)、有村颯太(3年)、2試合連続ハットトリックのFW山下虎太郎(3年)、山本翼(2年)の11人で臨んだ。

 一方の流経大柏は優勝した2017年大会以来となる準決勝進出。四日市中央工高(三重)に2-0、学法石川高(石川)に5-0で勝利し、津波警報の影響で2日がかりとなった飯塚高(福岡)戦も2-0で制した。この日はGK藤田泰土(3年)、DF廣瀬煌(3年)、増田大空(3年/U-17日本代表)、石井友啓(3年)、大徳剛矢(2年)、MF島谷義進(3年)、上田哲郎(3年)、安藤晃希(3年/U-17日本高校選抜)、FW金子琉久(3年)、オゲデベ有規(3年)、大藤颯太(3年)の11人が先発した。

 前半1分、大津は有村の左クロスから大外の岩崎がヘディングシュート。対する流経大柏も2分に金子が安藤、大藤との連係から右足シュートを放つ。流経大柏は左の安藤が特に突破口に。右の石井もスピードを活かした仕掛けを見せる。その後も島谷のインターセプトからオゲデベがクロスへ持ち込んだほか、安藤のインターセプト、縦突破から金子が決定的な左足シュートを放った。

 大津は前半、今井、松野の両センターバックやGK村上葵中心に水際で凌いでいたものの、流経大柏の攻勢を受ける時間が続いた。流経大柏は攻守で存在感を放つ島谷や上田がセカンドボールを回収。良い形で攻撃に結びつけ、増田、島谷、安藤の1タッチでのパスワークや増田が縦突破から左足を振り抜くシーンもあった。

 大津は福島京、福島悠のパスから相手DFラインの背後やワイドのオープンスペースを狙う。28分には山下が相手DFと入れ替わって右へ展開。岩崎のクロスは相手DF大徳にクリアされたが、前半35分にも有村がDFと入れ替わってからゴール前のシーンを作り出す。
 
 流経大柏は廣瀬や、GK藤田を中心に今大会無失点。大津はなかなか特長の技術力を出し切れていなかったが、風もある中、鋭い動きを見せる山下や回収力を見せる山本らがチャンスを作り出す力を見せていた。

 後半5分、大津は右の岩崎が縦へのドリブルからラストパス。山下の足下へ通るも、流経大柏DF廣瀬が身体を寄せてクリアする。流経大柏は相手のスペースへの攻撃を廣瀬がカバーリング。大津は10分に福島京の右CKから今井がヘディングシュートを放ち、後半に攻撃参加の回数を増やした左SB渡部がチャンスに係わる。

 流経大柏も島谷の右ロングスローから上田が右足で狙い、増田の左足FKが会場を沸かせる。流経大柏は16分に安藤とMF昇純希(3年)を交代。大津もクーリングブレイク直後の22分に有村と福島京をDF開地心之介(3年)、MF内村涼夏(3年)と入れ替える。

 26分、大津に決定機。右SBから3バックの左DFへポジションを変えた村上慶とのコンビで渡部が左サイドを一気に前進する。そして横パスを右中間の岩崎が繋ぎ、最後は開地が右足を振り抜くが、枠を外れた。

 流経大柏は29分、金子とオゲデベに代えて、DFメンディー・サイモン友(2年/U-17日本代表)とFW福田明史(2年)を前線に加えた。対する大津も直後に山本とMF芋生陵(2年)を交代。3バックへ移行した大津は右の今井と左の村上慶がボールを持ち運ぶなど人数をかけた攻撃を見せる。一方の流経大柏も昇がセットプレーを獲得。高さを活かしてゴールをこじ開けようするが、大津の守りも堅い。70分間でスコアは動かず、決着はPK戦に委ねられた。

 PK戦は互いに8人目まで成功。迎えた9人目、先攻・大津が成功したのに対し、流経大柏のシュートは枠を越え、大津が初優勝に王手をかけた。

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(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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