指揮官が「過去一番」と認めるCBコンビ。浜松開誠館DF礒部舜也主将は決勝も「練習でやっていることをしっかりやろう」を貫く
[5.31 インターハイ静岡県予選準決勝 磐田東高 1-1(PK2-4)浜松開誠館高 藤枝総合]
元Jリーガーの青嶋文明監督は昨年の浜松開誠館高よりも勝っている部分について、「センターバックが良いことですね」と挙げ、「ボールを運ぶ作業と相手をシャットアウトするところ、あとメンタリティ、経験値、そういった意味では過去一番いいセンターバックかなと思います」と説明する。
CB礒部舜也主将(3年)とCB鈴木翔湧(3年)の2人は下級生時からのレギュラー。礒部はCBとして、鈴木は左SBとして選手権も経験しており、今年は191cmのGK松浦迅ビエラ(3年)を含めた守備ユニットがチームの強みになっている。
この日、浜松開誠館は前線から制限を掛け、磐田東高DFにロングボールを蹴らせて「自分たちがヘディングでマイボールにするっていう狙いでできていました」(礒部)という。
特に180cmの礒部は「ヘディングで負けないっていうのは、ほんとにセンターバックとしても大切な能力なんで、そこはプライド持って戦っています」。ゴール前の競り合いで気迫のヘッド。また、礒部は狙いすましたインターセプトから持ち上がったほか、スライディングタックル一発で相手の突破を止めるシーンがあった。
その礒部は鈴木について、「対人がほんとに強くて、1対1も負けないっていう自信しかないんで、そこは信頼しています」とコメント。信頼する相棒とともに磐田東の縦に速い攻撃を跳ね返し、ビルドアップでは勇気を持ってボールを運んでいた。ミスからピンチを招くシーンもあったが、GK松浦にも助けられて1失点で80分間を終了。礒部はPK戦で5番目のキッカーとして登場すると、右足で決着をつけ、松浦と抱き合って勝利を喜んだ。
礒部は静岡県ユース選抜でも活躍。今年3月の静岡県ヤングサッカーフェスティバルではU-17日本高校選抜を完封している。自分自身について、「目立つような特長はほんとにないと思う」と自己分析。細かなポジショニングやヘッド、キックも秀でているが、「自分は地道にやってくるタイプの選手。特別なこととかこの大舞台でも全くしないで、練習でやっていることをしっかりやろうっていう、ほんとにその思いでしかないです」。憧れは元日本代表DF槙野智章やDF菊池流帆のような「熱くて、強い選手」。自分に派手さは無いものの、実直にやるべきことをやり切って浜松開誠館を助けている。
一週間後の決勝では静岡学園高と対戦。「3年生にとっては、ラストのインターハイっていう名前がつくんで、ほんとに後悔ないように一戦一戦大切にしていきたいです。(自分は)特別なプレーではなくて、この1週間しっかり準備して、練習でやったことが試合に出ると思っているんで、練習の質を高めて、いつも通り泥臭いプレーをしたいと思います」と力を込めた。目標は先輩超えの全国8強以上。まずは昨年支えてくれた先輩たちのように、静岡決勝で勝つ。






(取材・文 吉田太郎)
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元Jリーガーの青嶋文明監督は昨年の浜松開誠館高よりも勝っている部分について、「センターバックが良いことですね」と挙げ、「ボールを運ぶ作業と相手をシャットアウトするところ、あとメンタリティ、経験値、そういった意味では過去一番いいセンターバックかなと思います」と説明する。
CB礒部舜也主将(3年)とCB鈴木翔湧(3年)の2人は下級生時からのレギュラー。礒部はCBとして、鈴木は左SBとして選手権も経験しており、今年は191cmのGK松浦迅ビエラ(3年)を含めた守備ユニットがチームの強みになっている。
この日、浜松開誠館は前線から制限を掛け、磐田東高DFにロングボールを蹴らせて「自分たちがヘディングでマイボールにするっていう狙いでできていました」(礒部)という。
特に180cmの礒部は「ヘディングで負けないっていうのは、ほんとにセンターバックとしても大切な能力なんで、そこはプライド持って戦っています」。ゴール前の競り合いで気迫のヘッド。また、礒部は狙いすましたインターセプトから持ち上がったほか、スライディングタックル一発で相手の突破を止めるシーンがあった。
その礒部は鈴木について、「対人がほんとに強くて、1対1も負けないっていう自信しかないんで、そこは信頼しています」とコメント。信頼する相棒とともに磐田東の縦に速い攻撃を跳ね返し、ビルドアップでは勇気を持ってボールを運んでいた。ミスからピンチを招くシーンもあったが、GK松浦にも助けられて1失点で80分間を終了。礒部はPK戦で5番目のキッカーとして登場すると、右足で決着をつけ、松浦と抱き合って勝利を喜んだ。
礒部は静岡県ユース選抜でも活躍。今年3月の静岡県ヤングサッカーフェスティバルではU-17日本高校選抜を完封している。自分自身について、「目立つような特長はほんとにないと思う」と自己分析。細かなポジショニングやヘッド、キックも秀でているが、「自分は地道にやってくるタイプの選手。特別なこととかこの大舞台でも全くしないで、練習でやっていることをしっかりやろうっていう、ほんとにその思いでしかないです」。憧れは元日本代表DF槙野智章やDF菊池流帆のような「熱くて、強い選手」。自分に派手さは無いものの、実直にやるべきことをやり切って浜松開誠館を助けている。
一週間後の決勝では静岡学園高と対戦。「3年生にとっては、ラストのインターハイっていう名前がつくんで、ほんとに後悔ないように一戦一戦大切にしていきたいです。(自分は)特別なプレーではなくて、この1週間しっかり準備して、練習でやったことが試合に出ると思っているんで、練習の質を高めて、いつも通り泥臭いプレーをしたいと思います」と力を込めた。目標は先輩超えの全国8強以上。まずは昨年支えてくれた先輩たちのように、静岡決勝で勝つ。


インターセプトから一気に前へ


CB鈴木翔湧(3年=浜松開誠館中出身)も攻守に利いていた


礒部は5人目のキッカーを務め、決勝進出を決めるゴール
(取材・文 吉田太郎)
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