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【コパ アイコン 2発売記念】スパイクマイスターKoheiとショップ店員がアディダスレザースパイクの歴史を語り尽くす!!

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 ゲキサカスパイクマイスターKoheiとAlpen Tokyoサッカーチーフアドバイザーの柴田京太氏がガチトーク!! 11月28日にAlpen Tokyoで行われた対談では、アディダスレザースパイクの歴史や特徴、そして今後の展望について意見を交換。新しく発売された「コパ アイコン 2」の履き心地や特徴について語り合ったほか、過去のモデルである「パティーク」「11Pro」「ナイトロチャージ」も話題に上がり、それぞれの特徴や思い出話に花が咲いた。


 アディダスのスパイクの進化、特にラストの変化や履き心地の一貫性については、アディダスブランドの強みとして認識しているようで、レザースパイクの将来的な展開や、スニーカーやフットサルシューズへの応用についても意見が交わされた。全体を通して、アディダスのサッカースパイクに対する両者の深い知識と愛着が感じられ、特に「コパ アイコン 2」に対する高い評価が印象的だった。



アディダスレザースパイクの歴史


Kohei「では今回、この新しくなった『コパ アイコン 2』のリリース記念ということで、アディダスの『コパ ムンディアル』から『パティーク』の主要シリーズを持ってきてみました。『コパ ムンディアル』『パティーク』そして『アディピュア』と進化を重ね、それらフィット系スパイクの系譜を引き継ぎつつ、現代のテクノロジーでアップデートされた『コパ アイコン 2』までを辿っていければと思います。ではまず『コパ ムンディアル』からいきましょう。柴田さんは履いたことはありますか?」


柴田「いや、実は履いたことなくて。できたのが1982年なので、まだ生まれてないんです。でも、どこかでいつか履いてみたいな、なんて思っていたらこの歳になっちゃいました(笑)」

Kohei「そうですよね。『コパ ムンディアル』は指導者の方が非常に多く履かれているイメージですね。では、『パティーク』はどうですか。この『パティーク』とか記憶にありますかね。ちなみに今、おいくつですか?」

柴田「今、32歳なので、ギリギリ見覚えがあるぐらいですね。スパイクに興味を持ち始めたのがたぶん『パティーク如来』くらいのときですね。如来に憧れがあったけど、上手い選手が履いているというイメージがありました」

Kohei「『パティーク如来』はどのあたりが良かったんですか?」

柴田「足入れしたときにすごい全体的に足が収まった感じで、あとは色味とかもかっこよくて、当時中学生だった自分にはすごい刺さったという感じです。完全にフィーリングですね。当時は履き心地優先だったのかなと思うので、ストレスなく履くのが一番。見た目とか軽さとか、機能性も大事だとは思っているんですけど、僕は結構、履けてなんぼだと思っているので。履いていてストレスのないスパイクが当時から好きだったので、そこのフィット感へのこだわりはありました。下手くそながらそこだけはこだわるようにしていたので(笑)。その中で見た目もかっこよかったというのがあったんでしょうね」

Kohei「なるほど。見た目も良かったし、フィットも良かったと。柴田さん的には『パティーク如来』はかなり自分にマッチしたスパイクだったんですね」


柴田「そうですね。耐久性もありましたし、しっかり長く使うことができたスパイクでしたね。是非、復刻してほしいと思っています」

Kohei「確かに隠れた名作ですよね。三浦淳宏さんモデルの白ピンクとか、白水色とか、いいですよね。そしてそこからパティークは05というモデルもありまして、それを経て2010年に『パティークX』という、これまた名作が出ましたけれども、2010年だと、おいくつぐらいのときですか?」

柴田「高校3年生のときで、受験のタイミングもあって、ちょうど自分がサッカーを見始めた時期だったんですよ。いろんな選手が履いていたので、かっこいいなと思って調べたら、『エックス』って読むんだというところから(笑)」

Kohei「これは僕も結構好きなんですよね。ちなみに『11Pro』とかはどうですか。当時はすごい売れたと思うんですけど」

柴田「めちゃくちゃ売れてましたね」

Kohei「当時の全国高校サッカー選手権で一番履かれていたスパイクは『11Pro』なんです」

柴田「そうなんですね! 『11Pro』もそうだし、『グローロ』とかもだれでも履ける、いつでも履けるという印象がありますね。シンプルで履きやすい」

最新作『コパ アイコン 2』の特徴と評価


Kohei「今回の最新作『コパ アイコン 2』では、そのシンプルで履きやすいイメージが帰ってきた感じがありますが、いかがですか?」

柴田「そうですね。これはたぶん学生も好きだし、僕ら30代ぐらいの人も好きなのかなというイメージがあります。30代前半ぐらいの人たちは懐かしいと言って、手に取ってくれるんじゃないかなと思います」

Kohei「パティーク好きにも刺さるし、今のトレンドもしっかりおさえていますよね」


柴田「色味もシンプルな白で、アティダス感があって。『パティークX』感も部分的に感じるので、ノスタルジーな感覚にもなるというか。そして何より履き心地がとても良かったので、是非店頭で足入れしていただきたいですね。試履きして5分、10分履いてもらったままお話ししたいですね(笑)」

Kohei「サッカーショップのスタッフさん目線でのおすすめポイントはどんなところになりますかね」

柴田「カウレザーはだんだん足に馴染んでくるので、カンガルーレザーみたいにパチッとというよりは、徐々に徐々に自分の足に馴染んでくれて、そこのアジャストしていく感覚を感じてほしいなと思いますね。母指球にしっかりとスタッドが乗るようになっているので、ターンや切り返しがすごくしやすい。360度どの方向にも切り返せるので、重心を大事にするプレイヤーには本当におすすめしたいなと思っています」


Kohei「もし明日ゲームありますってなったら柴田さん、これ選びそうですね(笑)」

柴田「そうですね。本当に個人的にはここ数年で見た中でかなり上位になりますね。万人受けするというか。あのトニ・クロースがずっとこのシリーズを履き続けてますからね。あの名プレイヤーがずっと愛用して、履き続けるということはそういうことなんだなって。ガツガツ使っても大丈夫ですし、プロ選手では藤田譲瑠チマ選手や長野風花選手が既に着用していて、喜田拓也選手も来シーズンから着用予定です」

アディダススパイクの進化と一貫性


Kohei「アディダスのレザースパイクはいつの時代もその時代にあったラストを使っているなという印象です。この時代は幅広で、かかとも幅広くて、平らな足にしっかりはまる。でも『パティークX』になるとスリムになったり、どんな足にもフィットする感じになり、最近は最近で、この新しい『コパ アイコン 2』のラストは、ゆったり感もあるけど広すぎず、中足部もシャープになっていて、現代の中高生や今のサッカープレイヤーにはまりやすいラストになってくれている。年代年代で、その時々のニーズに合わせる柔軟性がすごいなと思いますね。他メーカーだとラストを変えずにデザインだけ変えるみたいなこともありますから」


柴田「僕も時代のニーズに合わせつつ、履き心地が変わらないというのがアディダスのイメージですね。部分的にラストが変わっているとかはありますけど、履き心地はずっとアディダスは良いよなという。コパ系だけでなく、アディダス全体で見ると、大事になってくる3フランチャイズは常に必ずあったので。スピード、タッチ、コントロールという一番大切な機能を体現しているブランドで、そこが好きなところかなと。そのときのニーズ、時代のニーズだけではなく、その人の欲しいもの。蹴りやすいスパイクならプレデター、履きやすいスパイクならコパという話ができる。そのプレイヤーのスタイルに合ったスパイクを必ず用意できるところは良いなと感じますね」

アディダスブランドの特徴と魅力


Kohei「アディダスのレザースパイクの良いところは、このスリーストライプスがデザインと機能のサポートの両方を兼ね備えているところだと思います。その他のブランドだと、ロゴが入っていてもそれが機能として役立っているかというと、あくまでもデザインとしてのロゴというのが多い。アディダスに関してはこの3本線が両サイドのホールド感だったり、そこをサポートする役割もちょっと担っているんじゃないかみたいな安心感があって。もちろん全体的なフィット感が良いという前提はあったうえで、そこのサポート感がアディダスにはあるという部分がポイントなのかなと思います」


柴田「僕は良くも悪くもメリハリのないスパイクかなと思っていて、メリハリのあるスパイクって前足部は柔らかくて、中足部以降はちょっと硬いとか、ヒールカウンターがしっかりしている靴というのがあるんですけど、アディダスのレザーは、履き入れから脱ぐときまで、ずっと同じ感覚でいれるところがあって、その感覚の維持がかなり大きなポイントかなと思っています。これが部活生にどう浸透していくか楽しみですね。あとはお店でいかにアプローチできるか。そこは店舗側の使命なので、まずは一回履いてみようというところを一番に伝えたいと思っています」



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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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