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[CL]ウリ・ヘーネス「ベンゲルはバイエルンを選ばず、日本へ行った」

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 バイエルン(ドイツ)は13日に、UEFAチャンピオンズリーグのラウンド16第2レグでアーセナル(イングランド)と対戦する。この試合を前に、バイエルンのGMを務めるウリ・ヘーネス氏は、過去に何度かアーセン・ベンゲル監督をバイエルンに迎え入れようとしたことを明かしている。

「過去に何度か、ベンゲル氏をバイエルンに迎えようとしたんだ」と、ウリ・ヘーネス氏はThe Sunの取材に応じている。「(1995年に)彼が日本に行く前にも、フランツ・ベッケンバウアーと私はニースに行き、彼と交渉をしている。すべてはうまくいっていたが、最後になって彼は日本へ行くことを決めたんだ」と、明かしている。

 この決断について「とても驚いたよ」と、ヘーネス氏は振り返り「日本から戻ってから、彼はずっとアーセナルで指揮を執っている。私たちが監督を探す際、常にベンゲルは候補に挙がる。彼はとてもまじめな人間で、強く、サッカーに対する良いアイディアを持っている」と、今でもフランス人監督を高く評価していると語った。

「ここ数年間で何度か、彼の名前が私たちの会話の中で出てきた。彼はアーセナルに忠誠を誓っており、素晴らしい姿勢だ。そういう男だからこそ、私たちは何度もバイエルンに迎えたいと本気で思ったんだ」

 ドイツを代表するメガ・クラブは、今後しばらくはベンゲルの招へいには動かないだろう。来シーズンからペップ・グアルディオラ氏が同クラブで指揮を執ることが決まっているからだ。それでも、ウリ・ヘーネス氏は、この人事にもリスクが伴っていると語っている。

「彼と契約を結ぶことができたことは誇りに思っている。ブンデスリーガにとっても、ファンタスティックな契約だ。だが、同時に彼とバイエルンはリスクを背負っている。大きなプレッシャーとも戦わなければいけない。今年、クラブは覇権を奪還するだろう。そうなれば、来シーズン、クラブと彼にかかる期待は大きくなる。グアルディオラとともに、とにかく勝ち続けなければいけない。ユップ・ハインケス現監督は素晴らしい仕事をしている。そして、今季の結果がグアルディオラを計る物差しになるだろう」

 昨季は欧州CLで決勝まで勝ち進んだバイエルン。アーセナルとの第1レグは3-1で制しており、8強入りは確実と言われている。だが、バイエルンが勝ち続ければ、勝ち続けるほど、グアルディオラ氏にかかるプレッシャーも、重くなるのかもしれない。

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