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セビージャ、リヨンとの直接対決をドローに持ち込み2位通過…清武は出場なし

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ドローで終えたセビージャは決勝トーナメント進出を決めた

[12.7 欧州CLグループリーグ第6節 リヨン0-0セビージャ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は7日、グループリーグ第6節2日目を行い、H組では日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャ(スペイン)がリヨン(フランス)のホームに乗り込み、0-0で引き分けた。この結果、グループ2位となったセビージャが決勝トーナメント進出を決め、3位のリヨンはヨーロッパリーグに回ることになった。なお、ベンチスタートとなった清武に出場機会は訪れなかった。

 勝ち点7で3位リヨンと勝ち点10で2位のセビージャの直接対決。いきなり好機を生み出したのは、グループリーグ突破のために2点差以上の勝利が必要なリヨンだった。前半3分、右サイドからDFラファエウ・ダ・シルバが送ったラストパスからMFマテュー・バルブエナがダイレクトで狙ったシュートはゴールマウスを捉えたが、好反応を見せたGKセルヒオ・リコに弾き出されてしまう。

 前節ユベントス戦で退席処分となり、ホルヘ・サンパオリ監督がベンチ入り禁止のセビージャは前半19分に決定機を創出。DFセルヒオ・エスクデロとのパス交換からPA内に進入したMFビトーロがGKアントニー・ロペスとの1対1を迎えるが、狙いすまして放ったシュートはポストを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 その後はリヨンが攻勢をかけ、前半23分にはラファエウのクロスをMFコレンティン・トリッソがヘディングで叩き付けるもクロスバーに弾かれてしまう。さらに同37分にはトリッソのパスからPA内のバルブエナが右足で狙ったが、再びクロスバーに阻まれて好機をなかなか得点に結び付けられない。

 0-0のまま後半を迎えてもスコアが動かないまま、時計の針は進んでいく。すると後半20分に両ベンチが動き、リヨンはFWラシド・ゲザルに代えてFWナビル・フェキル、セビージャはMFパブロ・サラビアに代えてFWウィサム・ベン・イェデルをピッチへと送り込む。

 2点を奪う必要があるリヨンは同27分にMFセルゲイ・ダルデルに代えてFWマクスウェル・コロネを投入。さらに同33分には最後のカードとしてMFコランタン・トリソに代えてMFクレマン・グルニエを送り込み、状況を打開しようと試みる。だがリヨンに押し込まれる時間帯が長くなったセビージャが、粘り強い対応で最後まで得点を許さずに試合は0-0のまま終了のホイッスルが吹かれた。


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