beacon

香川、今季公式戦初先発でアシスト記録も…ドルトムントはトッテナムに敗れる

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF香川真司は今季公式戦初先発

[9.13 欧州CLグループリーグ第1節 トッテナム3-1ドルトムント]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は13日、グループリーグ第1節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)は敵地でトッテナム(イングランド)と対戦し、1-3で敗れた。香川は4-3-3の左インサイドハーフで今季公式戦初先発。0-1の前半11分に今季公式戦初アシストを記録したが、チームはその後さらに2失点し、香川も後半21分に途中交代した。

 試合はいきなり動いた。トッテナムはロングフィードをFWソン・フンミンが頭で落とし、MFクリスティアン・エリクセンがつないでFWハリー・ケインがスルーパス。左サイドのスペースに飛び出したソン・フンミンがドリブルでPA内左に切れ込むと、縦に仕掛けて角度のない位置から左足を振り抜き、豪快にニアサイドを破った。

 立ち上がり早々に先制したトッテナムだが、ドルトムントもすぐさま同点に追いつく。前半11分、右サイドでボールを受けたFWアンドリー・ヤルモレンコがPA内右の香川に預けると、香川がマイナスにリターンパス。PA右手前から左足を振り抜いたヤルモレンコの豪快なミドルシュートがゴール左上隅に突き刺さった。香川の今季公式戦初アシストから新戦力のヤルモレンコが移籍後初ゴール。1-1と試合を振り出しに戻した。

 ところが、トッテナムがまたもロングパス1本で得点を奪う。中盤でクリアボールをおさめたケインがそのままドリブルで独力突破。強引にマークを振り切ってPA内左に持ち込むと、ソン・フンミンの先制点と同様に左足でニアサイドをぶち抜き、2-1と勝ち越しに成功した。

 序盤から激しく点を取り合った両チームだが、試合はここから膠着状態に入る。ドルトムントがボールポゼッションを高めて優勢に運ぶも、最後のところでトッテナム守備陣も粘り強く対応。前半30分、香川のスルーパスからMFクリスティアン・プリシッチが左サイドを抜け出し、ゴール前にグラウンダーのクロスを入れたが、FWピエール・エメリク・オーバメヤンにはわずかに合わず。同36分、速攻からオーバメヤンの右クロスにプリシッチが飛び込んだが、スライディングシュートはミートし切れず、ゴール左に外れた。

 1点ビハインドで前半を折り返したドルトムントは後半11分、右手前からMFマフムード・ダフードが上げたクロスをオーバメヤンが右足ダイレクトボレーでゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。パスが出た瞬間、オーバメヤンはオンサイドの位置にいたように見えたが、運がなかった。すると直後の後半15分、トッテナムは中央の細かいパス交換からエリクセンのスルーパスにケインが反応。PA内左から左足でゴール右隅に流し込み、3-1と突き放した。

 2点を追う展開となったドルトムントは後半21分、香川に代えてMFマリオ・ゲッツェを投入する。同25分にはゲッツェの右CKからニアでそらしたボールをファーサイドのオーバメヤンが狙ったが、GKウーゴ・ロリスがビッグセーブ。同27分、ダフードに代えてMFゴンサロ・カストロをピッチに送り込むなど反撃の糸口を探したドルトムントだが、2点目が遠かった。

 トッテナムは後半アディショナルタイムにDFヤン・フェルトンヘンがゲッツェに対するひじ打ちで2枚目の警告を受け、退場となったが、そのまま10人で逃げ切り、3-1で勝利。今季公式戦ホーム初勝利を飾り、白星発進した。

●海外組ガイド
●欧州CL17-18特集

TOP