beacon

「何でも“2人”に任せるのではなく…」クロップがハーフタイムに伝えたこと

このエントリーをはてなブックマークに追加

リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督

[4.10 欧州CL準々決勝第2戦 マンチェスター・C 1-2 リバプール]

 10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第2戦でマンチェスター・シティと対戦したリバプールは2-1の逆転勝利を収めた。2試合合計5-1として10シーズンぶりの準決勝進出を決めた。

 4日にホームで行われた第1戦で3-0の快勝を収め、大きなアドバンテージを得たリバプールだったが、この日は試合開始早々の前半2分に先制点を献上。その後もマンチェスター・Cに押し込まれて幾度となくゴールを脅かされる。しかし、同42分にMFレロイ・サネに押し込まれたゴールがオフサイドの判定に取り消されるなど、追加点を許さずに前半終了を迎えた。

 ハーフタイムにユルゲン・クロップ監督が、選手たちに何を伝えたかを『BTスポーツ』に話し、そのことを英紙『ミラー』が伝えている。

 指揮官は「前半で見せたパフォーマンスは悪くなかったが、あれ以上の失点をしてはいけなかった。もっとコンパクトにプレーする必要があったし、前に進むことが重要だった」と前半を振り返りつつ、選手たちに伝えたことを明かした。

「何でもモー(モハメド・サラー)やサディオ(・マネ)に任せようとするのではなく、自分でボールをもらおうとしなければならない」

 すると後半11分、MFサディオ・マネの突破が相手に阻まれながらも、こぼれ球をいち早く拾ったFWモハメド・サラーが左足シュートでネットを揺らし同点に追い付く。さらに同32分にはDF ニコラス・オタメンディからボールを強奪したFWロベルト・フィルミーノが自ら運んで右足シュートでゴールを陥れ、逆転に成功した。

 2-1の逆転勝利を収め、ベスト8を突破したクロップ監督は「後半は切り替えてスタートする必要があったけど、選手たちは見事にやってくれたね。追加点を取れなければ、試合は難しいものになっていただろう」と奮起した選手たちを労った。

●欧州CL17-18特集

TOP