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120分間の死闘はポルトが制す! ローマは延長終盤にVARでPK献上…第2戦で逆転負け

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ポルトが8強進出

[3.6 欧州CL決勝T1回戦第2戦 ポルト3-1ローマ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦が6日に行われ、ポルト(ポルトガル)は本拠地エスタディオ・ド・ドラゴンでローマ(イタリア)と対戦し、3ー1で勝利。第1戦は1-2で敗れたものの、2試合合計4-3で逆転し、2014-15シーズン以来のベスト8進出を決めた。

 2月12日の第1戦では2-1で勝利したローマ。通常の4バックから3バックに変更し、3-4-3の布陣を敷く。前線は中央にFWエディン・ジェコを、左右にMFディエゴ・ペロッティと第1戦で2得点を挙げたMFニコロ・ザニオーロを起用した。

 FWヘスス・コロナが負傷から復帰したポルトは4-4-2の布陣を敷く。ゴールにはGKイケル・カシージャスが立ちはだかり、前線にはFWフランシスコ・ソアレスとFWムサ・マレガが配置された。

 ローマは第1戦を2-1で制したが、ポルトもアウェーゴールを奪い、逆転の可能性が残される。序盤からポルトが攻勢に出ると、前半26分に試合が動いた。中盤でボールを奪ったポルトはコロナが左サイドを突破してPA左に進入。左横に流したパスにマレガが反応し、中央に折り返すと、ソアレスがゴールに流し込んだ。

 先制したポルトが2試合合計2-2とし、アウェーゴールで優位に立つ。しかしローマも前半35分にチャンスを掴む。ペロッティがPA左からドリブル突破で進入すると、DFエデル・ミリトンのファウルを誘い、PKを獲得。不動のキャプテンMFダニエレ・デ・ロッシがカシージャスの逆を突き、試合は1-1の同点に。2試合合計で3-2と再びローマが優位に立った。

 追いついたローマだが、前半終了間際にデ・ロッシが負傷のために交代に。精神的支柱を失い、MFロレンツォ・ペッレグリーニが投入される。前半はそのまま1-1で折り返した。

 ホームサポーターの声援を受けるポルトは後半開始から再び攻勢に。すると後半7分に再びゴールを奪う。2回のCKは失敗に終わるも、ローマのカウンターをコロナがすかさず奪って逆カウンター。左サイドから右足でインスイングのクロスを放つと、相手守備陣の裏を突いたマレガが右足で押し込み、2-1と勝ち越しに成功。2試合合計で3-3と試合を振り出しに戻した。

 このまま2試合合計3-3で行くと試合は延長戦に。ローマは後半10分にDFリック・カルスドルプに代えてMFアレッサンドロ・フロレンツィを投入する。ポルトも同24分、コロナを下げ、FWヤシン・ブライミを投入した。

 3バックのローマは最終ラインに5枚が並び、ポルトに押し込まれる展開が続く。すると後半32分にはDFイバン・マルカーノが下がり、中盤にMFブライアン・クリスタンテがピッチへ。中盤の枚数を増やし、4-2-3-1に布陣を変更した。

 ポルトも後半33分にソアレスに代えてFWフェルナンドを投入。試合はポルトが2-1でリードも、2試合合計3-3のままで90分間が終了し、延長戦へと突入する。しかし両者ともに疲弊しており、延長戦で追加される4人目の交代枠も使い切るも、延長前半でスコアは動かない。

 ローマは延長後半6分にチャンス。PA左に進入したジェコの右足シュートはゴール上にはずれる。さらに1分後、クリスタンテのパスを受けたジェコが再びPA内へ。飛び出した相手GKをかわすようにループシュートを放ち、ボールは無人のゴールに向かうも、DFペペのクリアに阻まれた。

 危機を乗り越えたポルトに大きなチャンスが到来。延長後半9分、フェルナンドがPA内でフロレンツィにユニフォームを引っ張られて倒れる。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりファウルが認められ、ポルトがPKを獲得。DFアレックス・テレスがゴール左に決めて3-1に、2試合合計でも4-3と勝ち越しに成功した。

 試合はそのまま終了し、120分間の死闘を制したのはポルト。14-15シーズン以来の8強進出を決めた。

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