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CL決勝S・ラモス弾の“誤審”を主審が証言「ハーフタイムに気づいた」「ぺぺを黙らせた」

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2015-16シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝

 2015-16シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝でレアル・マドリーDFセルヒオ・ラモスが記録したゴールは誤審だったと、審判員のマーク・クラッテンバーグ氏が証言した。『ESPN』が報じている。

 2016年5月28日に行われたCL決勝は、レアルとアトレティコ・マドリーが激突した。争点となるのは前半15分の得点シーンだ。MFトニ・クロースが蹴り出したFKをニアサイドに走り込んだFWガレス・ベイルがすらすと、ゴール前で反応したS・ラモスが左足で押し込んだ。

 VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入される以前だったが、審判団は試合中にこの誤審に気づいていたという。主審を務めたクラッテンバーグ氏は次のように証言し、S・ラモスの位置がオフサイドポジションだったことを認めている。

「レアル・マドリーが前半戦を1-0で折り返した。だけど、あのゴールはわずかに出ていた。そのことにハーフタイム中に気づいていた。厳しい判断だったよ。私のアシスタントが見逃したんだ」とクラッテンバーグ氏は英『デイリー・メール』に語った。

 この先制点は、アトレティコのファンたちが認められるべきではないと訴えていた疑惑のゴールだった。

「後半、アトレティコにPKを蹴る権利を与えた。ぺぺは怒っていて、完璧な英語で私に『PKなわけがないよマーク』と言ってきた。だから私は『君たちの最初のゴールは認められるべきではなかった』と答えた。彼は黙った」

「こう言うと、みんな変なだと感じるかもしれない。というのも、2つの間違った判断をすれば正しくなるというわけではないからだ。審判もそのようには考えていない。だが選手たちはそう考える」

「そう伝えることで、彼がその状況を受け入れることはわかっていた」

 アトレティコはその後、MFヤニック・フェレイラ・カラスコのゴールで1-1に追いついたが、PK戦に3-5で惜敗している。クラッテンバーグ氏による驚きの発言はスペイン複数メディアの見出しを飾り、アトレティコはこれら報道に対して、「考えている」絵文字をツイートして反応している。

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