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バイエルンが7季ぶり6度目のCL制覇! 先発起用コマンのヘッド弾でパリSGとの今季最強決戦を制す

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バイエルンが6度目の欧州制覇

[8.23 欧州CL決勝 パリSG 0-1 バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日に決勝を行い、パリSG(フランス)とバイエルン(ドイツ)が対戦した。バイエルンは後半14分にFWキングスレイ・コマンが決勝点を挙げ、1ー0で勝利。7シーズンぶり6度目の優勝を決めた。

 11度目の決勝進出を果たしたバイエルン。昨年12月11日から29試合28勝1分と驚異的な数字を残し、すでに2冠を抱えるドイツ王者は、4-2-3-1の布陣を敷く。守備陣はGKマヌエル・ノイアー、DFヨシュア・キミッヒ、DFジェローム・ボアテング、DFダビド・アラバ、DFアルフォンソ・デイビス。中盤はMFレオン・ゴレツカとMFチアゴ・アルカンタラ。2列目にはMFセルジュ・ニャブリ、MFトーマス・ミュラー、そして今回唯一のメンバー変更で先発起用されたFWキングスレイ・コマンが入り、最前線にFWロベルト・レバンドフスキが配置された。

 国内3冠のパリSGは欧州CLでは初の決勝進出。4-3-3の布陣で、GKケイラー・ナバスが負傷から復帰している。守備陣はDFティロ・ケーラー、DFチアゴ・シウバ、DFブレスネル・キンペンベ、DFファン・ベルナト。中盤はMFアンデル・エレーラ、MFマルキーニョス、MFレアンドロ・パレデスが並ぶ。前線にはMFアンヘル・ディ・マリア、FWネイマール、FWキリアン・ムバッペが配置されている。

 中盤から奪いにかかるバイエルンに対し、パリSGはプレスを抜けて相手守備ラインの裏を狙う。前半18分、マルキーニョスが中盤でボールを拾い、左サイドのムバッペにパス。守備陣の裏にパスを通すと、反応したネイマールが左足シュートを放つが、ノイアーのセーブに阻まれた。

 バイエルンは今大会15ゴールで得点ランクトップのレワンドフスキが牙をむく。前半22分、A・デイビスが左サイドからクロスを上げると、PA中央のレワンドフスキはゴールに背中を向けながらトラップ。素早く反転シュートを放つが、ゴール左ポストに直撃した。

 パリSGは前半24分に前線3枚とエレーラの鋭い攻撃。ディ・マリアの右足シュートはゴール上に大きく外れる。すると、バイエルンにアクシデント。ボアテングがもも裏を痛めて途中交代となり、DFニクラス・ズーレが緊急出場となった。

 両者ともに持ち味を生かす攻撃も、守護神が立ちはだかる。バイエルンは前半31分、ミュラーが右サイドからクロスを送ると、レワンドフスキが体勢を崩しながらヘディングシュート。ゴール前の強襲もナバスのスーパーセーブに阻まれる。一方、パリSGは前半終了間際にムバッペがゴール正面からシュートを放つが、勢い弱く、ノイアーの正面に収まった。

 0-0で前半を折り返すと、後半は膠着状態が続く。均衡が破れたのは後半14分、バイエルンは連続の縦パスからニャブリが右サイドからグラウンダーのクロス。相手に跳ね返されるが、キミッヒがPA右外から柔らかい浮き球パスを上げる。すると、ファーサイドに詰めたコマンがヘディングシュート。この試合で先発起用されたパリSG下部組織出身の24歳が待望の先制点を決めた。

 パリSGは後半19分、パレデスに代えて怪我明けのMFマルコ・ベッラッティを投入。同22分には右サイドのディ・マリアが左足クロスを上げ、ムバッペが詰めるもノイアーに阻まれる。その3分後にはディ・マリアが右サイドからPA右にパスを通し、走り込んだマルキーニョスが右足シュートを放つが、再びノイアーにセーブされた。

 バイエルンは後半23分、コマンに代えてMFイバン・ペリシッチを、ニャブリに代えてMFフィリペ・コウチーニョを投入。一方、パリSGは同27分にエレーラに代えてMFユリアン・ドラクスラーを出場させる。35分にはベルナトに代えてDFレイバン・クルザワを、ディ・マリアに代えてFWエリック・マキシム・シュポ・モティングを投入した。

 初優勝を狙うパリSGはネイマールとムバッペらが必死の猛攻を仕掛けるが、相手の堅固な布陣を崩せずに試合終了。バイエルンは1-0を守り切り、6度目の欧州CL制覇で今季3冠を達成した。

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