[10.28 欧州CL第2節 クラスノダール0-4チェルシー]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第2節が28日に各地で開催され、グループEではチェルシー(イングランド)がクラスノダール(ロシア)のホームに乗り込み、4-0の完封勝利で今大会初白星を獲得した。

　20日の第1節セビージャ(スペイン)戦は0-0で引き分け、今大会初勝利を狙うチェルシーは試合開始早々の前半4分、グラスノダールにゴールを脅かされる。ドリブルでボールを運んだMFダニール・ウトキンにPA外から左足のシュートを放たれるが、枠を捉えたボールは横っ飛びしたGKエドュアール・メンディが弾き出した。

　すると前半12分、右サイドから送られたボールに反応したFWティモ・ベルナーがPA内で相手選手のファウルを誘ってPKを獲得。キッカーを務めたMFジョルジーニョのタイミングを外したシュートは相手GKの逆を突いたものの、ポストを叩いて先制の好機を逸してしまった。

　しかし、前半37分にチェルシーが試合を動かす。MFハキム・ジエクの縦パスをMFカイ・ハフェルツが左に流すと、PA内でボールを受けたFWカラム・ハドソン・オドイが右足から放ったシュートは相手GKのキャッチミスを誘ってゴールマウスに収まり、スコアを1-0とした。

　1-0とチェルシーがリードしたまま後半を迎えると、同10分にはCKからDFユーリ・ガジンスキーに左足ボレーを放たれるが、クロスバーに救われる。すると同26分にチェルシーベンチが動き、FWクリスティアン・プリシッチ、MFメイソン・マウント、MFエンゴロ・カンテを同時にピッチへと送り込む。

　後半30分にはプリシッチのシュートが相手選手のハンドを誘い、この日2度目のPKを獲得すると、今度はベルナーがきっちりネットを揺らし、チェルシーがリードを2点差に広げる。

　攻撃の手を緩めないチェルシーは後半34分、左サイドからプリシッチ、ベルナーとつなぎ、最後はジエクが左足でねじ込んで3点目。さらに同45分には右サイドを突破したFWタミー・エイブラハムのラストパスをプリシッチが右足で蹴り込み、チェルシーが4-0の完封勝利を収めた。

---

●チャンピオンズリーグ(CL)20-21特集