[11.3 欧州CL第3節 ロコモティフ・モスクワ 1-1 A・マドリー]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第3節が3日に各地で行われた。A組では2位アトレティコ・マドリー(スペイン)が敵地で3位ロコモティフ・モスクワ(ロシア)と対戦。1-1の引き分けに終わり、互いに暫定順位の変動はなかった。第4節は25日に開催され、今度はアトレティコがホームにロコモティフを迎え撃つ。

　アトレティコは前節終了時点で1勝1敗(勝ち点3)の2位。ロコモティフは1分1敗(勝ち点1)の3位で今節に臨んだ。昨季のグループDでも激突した両チームの一戦は前半18分に動く。アトレティコの右CKの流れから左サイドにボールが渡り、受けたMFエクトル・エレーラが右足でクロスを供給。ニアでフリーとなっていたDFホセ・ヒメネスがヘッドで合わせ、ゴール左下に叩き込んだ。

　しかし、アトレティコのリードは長く続かない。前半24分、アトレティコのPA内でエレーラにハンドがあったとして、ロコモティフにPKが与えられる。同25分にPKキッカーを務めたMFアントン・ミランチュクが右足で沈め、1-1と試合を振り出しに戻して前半を終えた。

　勝ち越しを狙うアトレティコはハーフタイム明けから攻勢をかける。後半8分にPA内左で仕掛けたMFジョアン・フェリックスがクロスを入れ、FWルイス・スアレスが頭で合わせるも、枠内に押し込めない。同13分にはJ・フェリックスがPA付近から鋭いミドルシュート。だが、GKギリェルミの好セーブに遭う。J・フェリックスは同20分にもヘディングでゴールを襲ったが、再びGKギリェルミに阻まれた。

　さらに直後の後半21分にはMFコケが頭で合わせたボールがクロスバーを叩く。その後もゴールに迫ったアトレティコだったが、1-1のまま試合終了。シュート数で6本対2本、ボール支配率で60%対40%とロコモティフを圧倒したが、最後の決め手に欠けた。

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