[11.4 欧州CL第3節 バシャクシェヒル2-1マンチェスター・U]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第3節が4日に各地で開催され、グループHでは本戦初出場のバシャクシェヒル(トルコ)がマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)をホームに迎え、2-1の勝利を収めてCL初白星を獲得した。

　前半13分に試合を動かしたのはホームのバシャクシェヒルだった。マンチェスター・UのCKの流れからの攻撃をはね返して前線にロングボールを送ると、センターサークル付近で完全にフリーになっていたFWデンバ・バの元へ。フィールドプレーヤー全員が敵陣に入っていたマンチェスター・Uの帰陣が遅れ、独走状態となったデンバ・バがPA手前まで持ち込み、右足のシュートでネットを揺らしてスコアを1-0とした。

　1点のビハインドを背負ったマンチェスター・Uはボールを保持して試合を進めるものの、守備に重心を置いたホームチームを崩し切れない。すると前半40分、MFフアン・マタがMFデニズ・トゥリュクにボールを奪われてカウンターを許すと、左サイドから送られたグラウンダーのクロスを逆サイドからフリーで走り込んだMFエディン・ビシュチャに右足のシュートを突き刺され、リードを2点差に広げられた。

　しかし前半43分、左サイドから送ったDFルーク・ショーのクロスをFWアントニー・マルシャルがヘディングで叩き込み、マンチェスター・Uが1点を返す。

　2-1とバシャクシェヒルにリードを許したまま後半を迎えると、マンチェスター・UはMFスコット・マクトミネイを投入。同11分にはMFブルーノ・フェルナンデスが直接狙ったFKがゴールを襲うが、GKメルト・ギュノクに阻まれてしまう。同16分にはFWエディンソン・カバーニとMFポール・ポグバを同時投入して、まずは同点ゴールを狙いにいく。

　その後もマンチェスター・Uが押し込む時間帯が続くが、バシャクシェヒルの体を張った粘り強い守備に遭い、なかなか決定機を創出できない。最後まで同点ゴールは生まれずに2-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。2連勝中だったマンチェスター・Uは今大会初黒星を喫することになった。

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