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ロドリゴが終盤決勝弾!アシストは18歳カマビンガ! R・マドリー、序盤劣勢もインテルに劇的勝利

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劇的な決勝ゴール

[9.15 欧州CLグループD第1節 インテル 0-1 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグは15日、グループリーグ第1節を各地で行い、D組のレアル・マドリー(スペイン)がインテル(イタリア)を1-0で下した。後半44分、18歳の新加入MFエドゥアルド・カマビンガのパスから20歳のFWロドリゴ・ゴエスが決めたゴールが決勝点となった。

 昨季に続いて実現したグループリーグでのビッグマッチ。昨季はインテルが11シーズンぶりにセリエAを制した一方、R・マドリーは2シーズンぶりに王座を逃しており、立場は対照的なものとなった。それでもインテルはFWロメル・ルカク、R・マドリーはDFセルヒオ・ラモスら中心選手が流出。ともに新指揮官に率いられているという共通点もある一戦だ。

 システムはインテルが3-5-2で、R・マドリーが4-3-3。試合は両サイドを広く使い、R・マドリーのミドルプレスをかいくぐったインテルが主導権を握った。

 最初のビッグチャンスは前半9分。インテルはDFミラン・シュクリニアルの縦パスをFWラウタロ・マルティネスがワンタッチで落とし、FWエディン・ジェコが角度のないところから狙うも、GKティボー・クルトワに阻まれる。対するR・マドリーは同14分、MFカゼミーロのミドルシュートで相手ゴールに迫ったが枠外。インテルは同19分、FWイバン・ペリシッチのクロスにラウタロがフリーで反応したが、ヘッドはまたもクルトワに防がれた。

 その後は中盤でのぶつかり合いが激しくなる中、前半36分、MFルカ・モドリッチの右CKからDFエデル・ミリトンがニアで合わせるも、力のこもったヘディングシュートは右に外れる。インテルもそこからラウタロのヘッド、MFマルセロ・ブロゾビッチの右足シュート、FWエディン・ジェコのボレーなどで次々にゴールに迫るも、クルトワのビッグセーブもあってことごとく決まらず、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。

 後半も最初のビッグチャンスはインテル。9分、MFハカン・チャルハノールの右CKからジェコが高い打点のヘディングで合わせたが、これもクルトワのスーパーセーブに阻まれる。対するR・マドリーも同11分、深く押し込んでの攻撃からベンゼマのラストパスが右に出され、オーバーラップしてきたDFダニエル・カルバハルが狙うも、チーム初の枠内シュートはGKサミル・ハンダノビッチに防がれた。

 その後はインテルが今季新加入のDFデンゼル・ダンフリースとMFホアキン・コレアらを起用し強度と推進力をアップすると、R・マドリーもMFルーカス・バスケスに代えてロドリゴを入れる攻撃的采配で応戦。また後半35分にはモドリッチに代わって18歳新戦力のカマビンガが投入され、これでCLデビューとなった。

 終盤は徐々にR・マドリーが勢いを増し、カウンターからチャンスをつくるも、後半36分にはFWビニシウス・ジュニオールのシュートはシュクリニアルがブロック。同42分にもベンゼマのラストパスからビニシウスがペナルティエリア内左を駆け上がったが、これもシュクリニアルのスライディングに阻まれた。

 それでも後半44分、最後にドラマが待っていた。R・マドリーはMFフェデリコ・バルベルデとのパス交換からエリア内に侵入すると、うまく浮かせたラストパスにロドリゴが反応。左足ボレーでゴールに突き刺した。試合はそのままタイムアップ。注目のCL初戦は交代選手の活躍が光る劇的ゴールでR・マドリーが勝ち点3を奪った。

●チャンピオンズリーグ(CL)21-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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