[9.28 欧州CLグループB第2節 ミラン1-2A・マドリー]

　UEFAチャンピオンズリーグの第2節で、アトレティコ・マドリーが敵地でミランに2-1で逆転勝ちした。

　15日に行った第1節は、ミランが敵地でリバプールに2-3で競り負けて黒星発進。A・マドリーもホームでポルトとスコアレス。ともに初勝利を目指しての第2節となった。

　ミランにとって話題に富んだ前半となった。まずは前半20分、左サイドのCKから逆サイドでMFブラヒム・ディアスがキープ。エリア内で細かく突破を試みると、パスを受けたFWラファエル・レオンが右足グラウンダーシュートを蹴り込むと、ボールはDFの間をすり抜けてゴール左に吸い込まれていった。

　しかし先制したミランだが、前半29分、DFフランク・ケシエがアフターでMFマルコス・ジョレンテを倒してしまい、この日2枚目のイエローカードを貰ってしまう。数的不利となったミランは、システムを4-4-1に変更する。

　ここからはA・マドリーが攻勢を仕掛けることになるが、ミランも落ち着いて対応。逆に前半38分にGKマイク・メニャンのロングフィードを胸コントロールからレオンがアクロバティックなオーバーヘッド。判定はオフサイドだったが、サンシーロを沸かせるプレーになった。

　一方のA・マドリーはハーフタイムに2枚替えを行うなど、積極的な交代策で反撃を試みる。しかし後半9分のMFジョアン・フェリックスのアーリークロスからFWルイス・スアレスが頭で狙ったシュートが外れるなど、押し込みながらも決めきれない展開が続く。同16分からはFWアントワーヌ・グリーズマン、同19分にはMFトマ・ルマルを投入。早い時間帯で交代枠を使い切って勝負に出る。

　すると後半39分、A・マドリーはDFレナン・ロディが頭で折り返したボールに走り込んだグリーズマンが左足ダイレクトで蹴り込んで同点弾。数的有利も苦しんだA・マドリーが終盤にゴールをこじ開けると、後半アディショナルタイムにトマ・ルマルの突破がDFピエール・カルルのハンドを誘発。VARの介入もあったが、A・マドリーにPKが与えられると、スアレスが中央に蹴り込んで試合をひっくり返した。
。

---

●チャンピオンズリーグ(CL)21-22特集