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苦境バルサを救ったDFピケの豪快ボレー弾!! ディナモ・キエフに苦戦も今季CL初勝利

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DFジェラール・ピケが豪快な決勝ゴール

[10.20 欧州CLグループE第3節 バルセロナ 1-0 ディナモ・キエフ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、グループEの第3節を行い、バルセロナ(スペイン)がディナモ・キエフ(ウクライナ)を1-0で破った。開幕2連敗のバルセロナは待望の今大会初白星。セットプレーから豪快なボレーシュートを決めたDFジェラール・ピケが苦境の名門クラブを救った。

 開幕節でバイエルン、第2節でベンフィカにいずれも0-3の大敗を喫し、クラブ史上初の開幕2連敗という屈辱的なスタートを切った今大会のバルセロナ。週末にはR・マドリーとのエル・クラシコを控える中、まずは欧州の舞台で決勝トーナメントに進むためフルメンバーで“背水の陣”に臨んだ。

 そんなバルセロナは前半2分、DFジョルディ・アルバのクロスから右ウイング起用のDFセルジオ・デストがヘディングシュートを狙うも枠外。同18分にはFWメンフィス・デパイのFKにFWルーク・デ・ヨングが頭で合わせたが、これも左に外れ、ビッグチャンスを次々に逃した。

 さらに前半21分、相手のミスを突いて敵陣深くからショートカウンターをスタートし、L・デ・ヨングが右足シュートを放ったが、これもGKヘオリー・ブスチャンのスーパーセーブに阻まれて得点には至らない。相手の攻撃には危なげなく対応していたが、嫌なムードが漂っていた。

 それでも前半36分、バルセロナがついにスコアを動かした。S・デストのシュートがGKに阻まれた直後のCK、セカンドボールを拾った二次攻撃からJ・アルバがゴール前にクロスを送ると、DFジェラール・ピケがフリーで反応。クラブ一筋のベテランが豪快なボレーシュートを突き刺した。

 バルセロナは後半開始時、FWアンス・ファティとMFフィリペ・コウチーニョを投入し、さらに攻撃姿勢を強める。ところが同8分に相手GKのミスを突いたA・ファティが決め切れずにいると、その後も守備意識の高いディナモ・キエフをなかなか崩せず、多くのチャンスをつくるには至らない。

 後半30分にはデパイに代えてFWセルジオ・アグエロを投入。それでも攻撃が活性化することはなく、苦戦しながらなんとか試合を締めた。今大会初白星のバルセロナは勝ち点3で今節終了時点での3位浮上が確定。もう1試合のバイエルン(勝ち点6)対ベンフィカ(同4)の結果を待ち、次節での決勝トーナメント進出圏内入りを狙う。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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