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ファンにブーイングされながら勝利したレアル・マドリー…アンチェロッティ「その指笛で目を覚ますことができた」

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 3日に行われたチャンピオンズリーグ・グループD第4節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのシャフタール・ドネツク戦に2-1で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、ベルナベウのサポーターが自チームに対してブーイングを浴びせたことへの理解を示している。

 14分にFWカリム・ベンゼマのゴールで先制したレアル・マドリーだが、その後にはシャフタールに主導権を握られて防戦一方となり失点。61分にベンゼマが2点目を決めて勝ち越したものの、観客からはその怠惰にも映るパフォーマンスに指笛を吹かれていた。

 試合後会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、ブーイングについて次のように語っている。

「指笛は理解できるよ。私はこのスタジアムの空気を、要求がとても厳しいことを知っているからね。私たちは前後半のどちらも良い形で入ったが、その後にリズムを落とした。あまりアグレッシブではなくなってしまったんだ。そういうことは起こるものだし、ファンがブーイングでチームの目を覚ましてくれるのは良いことだよ」

 この試合では2得点を決めたベンゼマ、その2得点をアシストしたFWヴィニシウス・ジュニオール、好セーブを披露したGKティボ・クルトワの存在感が際立った。

「確かに彼らはほかの選手たちより際立っていた。しかしアラバもミリトンもよくやってくれていた。クルトワ、ヴィニ、ベンゼマが輝いていたことには同意だが、しかしレアル・マドリーはレアル・マドリーであり、チームなんだよ」

 FWロドリゴを負傷で欠くレアル・マドリーだが、アンチェロッティ監督はMFエデン・アザールやMFマルコ・アセンシオではなくMFルーカス・バスケスの起用を優先。このことについて問われると、次のよう返答している。

「アザールは今日出場する可能性があったし、土曜にピッチに立つかもしれない。より良いコンディションに持っていくためには、確かに出場機会だ。今日も起用することを考えたが、結局はウィングを起用することにした。アザールは中央でプレーした方がいい」

「起用しなかった選手たちに対しては申し訳なく思う。マルセロは40分もウォームアップをしていたが<、彼はチャンピオンズを4回も勝ち取った大事な選手だ。私が彼を起用しなかったのはそういう展開ではなかったからとしか言いようがない。これが監督の仕事、汚い仕事の一部なんだよ」

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