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パリSGを飲み込んだ“要塞ベルナベウ”…ポチェッティーノ監督「最初の失点が全て」「スタジアムの雰囲気が変わった」

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敗退を悔やむマウリシオ・ポチェッティーノ監督

 まさかの逆転負けとなった。パリSGは9日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦でレアル・マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウに乗り込み、1-3で敗北。2月15日にホームで行われた第1戦を1-0で制していたが、2試合合計2-3でベスト16敗退となった。

 パリSGは第1戦でも得点を挙げたFWキリアン・ムバッペが前半39分に先制弾を奪い、一時的に2戦合計2-0としたものの、後半16分にミス絡みでFWカリム・ベンゼマにゴールを献上。そこからベンゼマに同31分、同33分と立て続けにネットを揺らされ、今季も悲願のビッグイヤー獲得は叶わなかった。

 マウリシオ・ポチェッティーノ監督はベンゼマの1点目が大きかったと考えているようだ。

 欧州サッカー連盟(UEFA)公式サイトによると、パリSG指揮官は『カナル+』のインタビューで「(ベンゼマの)最初のゴールが試合を完全に変えてしまった」と言及。「我々は1時間、レアル・マドリーより優れていた。スタジアムの雰囲気が変わったんだ。その後、我々はいくつかのミスを犯したが、それがなかったとは言えない。最悪な気分なのは、我々の方が良かったにもかかわらず、10分で同点に追いつかれたことだ」と悔やんだ。

 パリSGが第1戦で先勝しながらもラウンド16敗退となるのは、過去10シーズンで4度目。ポチェッティーノ監督は「パリSGはここ数年、チャンピオンズリーグを追いかけてきた。私は本当に失望し、動揺しているが、このようなことは起こり得るものだ。今後数週間は、簡単にはいかないだろう」とショックを隠せない様子だった。

 また、クリアミスで3失点目に絡んだキャプテンのDFマルキーニョスも「最初のゴールは彼らにとって、ファンがさらにエネルギーを与えてくれた重要な瞬間だった」と指摘。「僕らはこの状況にもっとうまく対処すべきだった。その後、小さなミスもあった。2試合を通し、僕たちはもっと良い結果を残すべきだった。しかし、最後にミスの代償を払うことになったんだ」と肩を落とした。

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