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圧巻ハットのベンゼマがファンに感謝…1点目は「相手のミスではない」指揮官「彼の姿勢をとても誇りに思う」

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チームを救ったFWカリム・ベンゼマ

 大逆転劇を呼び込むハットトリックを達成したレアル・マドリーFWカリム・ベンゼマがファンへの感謝を語っている。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えた。

 レアルは9日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦でパリSGとホームで対戦。2月15日に敵地で行われた第1戦を0-1で落としていた中、前半39分に先制を許し、窮地に陥った。

 それでも後半16分、ベンゼマがGKジャンルイジ・ドンナルンマにプレッシャーをかけ、ドンナルンマのパスをFWビニシウス・ジュニオールがカット。ビニシウスのリターンをベンゼマが流し込み、1点を返した。

 さらに後半31分、MFルカ・モドリッチの絶妙なスルーパスを受けたベンゼマが再びネットを揺らし、2戦合計2-2。直後の同33分にはDFマルキーニョスのクリアミスに反応したベンゼマが抜け目なく押し込み、チームをベスト8に導いた。

 ベンゼマは試合後、「僕らはファンを必要としていたし、これは彼らのためのものだ。とても難しい試合だったけど、最後までプッシュし続けたし、勝利に値する。第1戦では0-1で負けてしまったけど、ファンが後押ししてくれて、最後のホイッスルが鳴るまで全てを出し切れたよ」と応援に感謝。流れをつかむキッカケとなった1点目については「(ドンナルンマの)ミスではない。チーム全体によるプレッシャーだ」と強調した。

 また、カルロ・アンチェロッティ監督は「最初のゴールが鍵だった。それがゲームやファンの雰囲気を変えた。その後、我々は試合をコントロールし、プレスをかけ、ボールを奪い返すことはそれほど難しくなかった。パリSGは素晴らしいチームだし、いいプレーをしていた。しかし、どの試合でも、それを変える何かがあるもので、今回はそれが先制点だった」とコメント。「ベンゼマは我々のチームの素晴らしいリーダーであり、素晴らしいFWだ。カリムの姿勢をとても誇りに思う」と大活躍のエースを称えた。

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