[9.6 欧州CLグループG第1節 セビージャ 0-4 マンチェスター・C]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は6日、グループリーグ第1節を開催した。G組のマンチェスター・シティは敵地ラモン・サンチェス・ピスファンでセビージャと対戦。4ー0で勝利し、白星でスタートを切っている。

　試合立ち上がりは互いに様子を見るようなプレーぶり。ただ、その中でもマンチェスター・Cがボールを握ると、MFケビン・デ・ブライネが起点となり攻撃を構築。すると、前半20分に先にスコアを動かした。

　マンチェスター・Cは自陣でボールを奪うと、ゆっくりと敵陣内へ。右サイド高い位置でボールと受けたFWフィル・フォーデンがタイミングを見計らってスルーパス。ボックス内右で受けたデ・ブライネのクロスにFWアーリング・ハーランドが左足を伸ばして飛び込んだ。ハーランドは今季公式戦11点目となっている。

　リードを手にしたマンチェスター・Cは、前半30分にピッチ左、ペナルティーエリア手前付近からデ・ブライネがフリーキックで狙うも、シュートはゴールの僅か左。同37分には相手のサイドチェンジを驚異的な身体能力でカットしたハーランドが、FWジャック・グリーリッシュとのワン・ツーでボックス内に侵入するも、角度のないところからのシュートはセビージャGKヤシン・ブヌに阻まれた。

　対するセビージャは前半40分にゴール前まで迫るも、ペナルティーエリア内でMFトーマス・デラネイの落としをダイレクトで狙ったFWパプ・ゴメスのシュートは、大きく枠を外れて同点弾とはならない。マンチェスター・Cの1点リードで前半を折り返した。

　1点を追うセビージャはハーフタイムに2枚替え。デラネイとMFイバン・ラキティッチを下げてMFジョアン・ジョルダンとFWラファ・ミル投入した。立ち上がりこそ攻勢を強めたセビージャだが、マンチェスター・Cが後半最初の決定機を迎える。

　後半4分、マンチェスター・Cは自陣深い位置から大きいクリアで前線にボールを送ると、相手の処理が甘くなったところにデ・ブライネ。ルーズボールをつつくように奪うと、ハーランドとのパス交換から一気にDFラインの背後へ。しかし、ボックス内に入り、すぐさま打ったシュートはGKブヌに止められてチャンスをものにできない。

　それでも、後半も引き続き主導権を握ったマンチェスター・Cが追加点を挙げる。後半13分、ボックス内でパスを受けたフォーデンがフェイントを使いながらで中央にボール持ち込むと、最後は腰を捻るように左足でフィニッシュ。グラウンダーのシュートがゴール右に突き刺さり、リードを2点に広げた。

　さらに、マンチェスター・Cは後半22分に追加点。フォーデンの強烈なシュートを相手GKが弾いたこぼれ球にハーランドが詰めて3点目を挙げた。セビージャのDFラインが引き気味になると、後半30分頃にはボールを持ち上がったDFジョアン・カンセロが遠めからのシュートで2回狙う。すると、後半アディショナルタイム2分にはDFルベン・ディアスがチーム4点目。最後まで試合の主導権を譲らなかったマンチェスター・Cが、4-0で勝利を収めた。

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