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終わってみれば今回もバイエルンに軍配! ピンチを切り抜け後半2発でバルセロナ撃破&CL開幕2連勝

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追加点を挙げたFWレロイ・サネ

[9.13 欧州CLグループC第2節 バイエルン 2-0 バルセロナ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループC第2節が13日に開催され、2位バイエルン(ドイツ)は本拠地で1位バルセロナ(スペイン)に2-0で勝利した。開幕2連勝を飾り、同勝ち点のバルセロナを抜いて首位に浮上。第3節は10月4日に行われ、バイエルンは再びホームでビクトリア・プルゼニ(チェコ)、バルセロナは敵地でインテル(イタリア)と戦う。

 バルセロナにとってバイエルンは近年苦手としている相手。2019-20シーズン準々決勝では2-8の大敗を喫し、昨季のグループリーグでも2試合ともに0-3と、力の差を見せつけられた。今季はバイエルンのエースだったFWロベルト・レバンドフスキを引き抜くなど大型補強を敢行し、開幕から公式戦5勝1分と好調を維持。ドイツ王者へのリベンジを目指した一戦は序盤から押し気味に進めた。

 前半9分、レバンドフスキが右サイドの高い位置でボールを奪った流れから、MFペドリがゴール前でシュートチャンスを迎えるも、GKマヌエル・ノイアーに左足で防がれる。同18分にはMFガビのラストパスを受けたレバンドフスキが至近距離から右足で蹴り込もうとするが、わずかにクロスバーの上へと外れた。

 さらに前半21分、バルセロナでの欧州CLデビューとなるDFマルコス・アロンソが左サイドからクロスを送り、ファーのレバンドフスキがヘディングシュート。しかし、ここでもノイアーが立ちはだかり、先制に至らない。バイエルンはその直後、アクシデントでピッチを離れていたDFバンジャマン・パバールに代え、DFヌセア・マズラウィを緊急投入した。

 前半30分にはバイエルンにも好機が訪れ、FWレロイ・サネの仕掛けからMFマルセル・ザビッツァーが右足で強烈なミドルシュート。だが、惜しくも枠の左に外れた。

 バルセロナは右ウイングのFWラフィーニャと左ウイングのFWウスマン・デンベレ、右センターバックのDFロナルド・アラウホと右サイドバックのDFジュール・クンデのポジションを入れ替えるなどしてリズムを変えようとしたものの、スコアレスで前半終了となった。

 バイエルンはハーフタイム明けからザビッツァーとの交代でMFレオン・ゴレツカをピッチへ。すると後半5分、ゴレツカのミドルシュートで獲得した左CKから先制に成功した。キッカーのMFヨシュア・キミッヒが右足でクロスを供給し、ニアのDFリュカ・エルナンデスが反応。ヘッドで豪快に叩き込み、1-0とした。

 後半9分には、相手の間でボールを受けたFWジャマル・ムシアラが右から中央へ斜めにドリブルし、左横から追い越したサネにパス。スピードに乗ってゴール前へ進入したサネは、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとの1対1から右足で冷静に流し込んだ。

 バルセロナは交代策で打開を図り、後半18分に決定機を迎える。ペドリが個人技で複数の相手を翻弄し、レバンドフスキに預けてゴール前へ。リターンパスを受けてノイアーとの1対1の状況となるが、右足で軽く浮かせたシュートは左ポストに当たった。

 その後の攻勢も得点には結びつかず、0-2でタイムアップ。1勝1敗のバルセロナは2連勝のバイエルンにグループ首位の座を明け渡し、2位に後退した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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