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ハーランドが古巣相手に超アクロバット決勝弾! マンCはドルトムントに逆転勝利でCL2連勝

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逆転ゴールを挙げたFWアーリング・ハーランド

[9.14 欧州CLグループG第2節 マンチェスター・C 2-1 ドルトムント]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は14日、各地でグループリーグ第2節を開催した。マンチェスター・シティはホームでドルトムントと対戦。2-1で勝利を収め、欧州CL2勝目を手にした。

 6日に行われた第1節・セビージャ戦を4-0で勝利し、白星スタートを切ったマンチェスター・C。4-3-3の先頭に今夏ドルトムントから加入したFWアーリング・ハーランドを置き、2連勝を狙う。一方のドルトムントは前節、コペンハーゲンに3発完封勝利。こちらも2勝目を目指した。

 試合立ち上がりからボールを握ったのは、ホームのマンチェスター・C。しかし、縦のパスコースを切り、中央を固めるドルトムントに対し、外でのボール回しが続く。ドルトムントは今季公式戦12ゴール中のハーランドを警戒。クロスボールやロングボールに好対応を見せる。

 ドルトムントが徐々に攻撃の回数を増やすと、そこで生まれた隙間をマンチェスター・Cが突いていく。だが、スピードに乗った攻撃を仕掛けることができない。互いにゴール前で惜しいシーンを作ることができず、スコアレスで前半を折り返した。

 迎えた後半もボールを握ったのはマンチェスター・C。ただ、先に決定機を作ったのはドルトムントだった。後半7分、自陣でボールを奪うと、そこからカウンター開始。少ないパス交換で前線に抜け出すと、ボックス内でスルーパスを受けたFWマルコ・ロイスが右足でシュートを放つ。しかし、枠を捉えることはできなかった。

 それでも、後半に入り、リズムを掴んだドルトムントが先制に成功する。後半11分、右サイドからのコーナーキックがファーサイドに流れると、ボールはフリーのロイスの元へ。胸トラップから右足を振り抜くと、GKエデルソン・モラエスの目の前でMFジュード・ベリンガムが頭でコースを変え、ゴールに押し込んだ。

 1点を追う展開となったマンチェスター・Cは、失点直後の後半13分に3枚替え。FWリヤド・マフレズ、MFイルカイ・ギュンドアン、FWジャック・グリーリッシュを下げてFWフリアン・アルバレス、MFベルナルド・シウバ、MFフィル・フォーデンを投入した。

 マンチェスター・Cは後半21分にハーランドが背後からのボールに抜け出して右足を振る。しかし、ボックス内右の角度のないところからのシュートは、ニアサイドのポストに直撃。同点弾とはならない。同27分には、フォーデンが左からグラウンダーのクロスを送りチャンスを作るも、ボールはハーランドの手前でDFマッツ・フンメルスがカット。1点が遠い。

 ただ、ドルトムントがさらにハーランドへの警戒を強めると、最終ラインが下がり、ペナルティーエリア手前にスペースができる。マンチェスター・Cがそこを上手く突き、同点ゴールを挙げた。後半35分、右サイドでボールを受けたMFケビン・デ・ブライネが中央に折り返すと、受けたDFジョン・ストーンズが右足一閃。強烈なシュートをゴールに突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 さらに、マンチェスター・Cは後半39分。ピッチ左のDFジョアン・カンセロが右足のアウトでゴール前にボールを入れると、走り込んだハーランドが宙を舞う。難しい体勢から左足のアウトでシュート。押し込むようにゴールネットを揺らした。

 逃げ切りを図ったドルトムントを逃がさなかったマンチェスター・C。試合終盤の2点で逆転勝利を挙げ、欧州CL2連勝とした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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