[10.25 欧州CLグループE第5節 ザルツブルク 1-2 チェルシー]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は25日、各地でグループリーグ第5節を行った。ザルツブルク(オーストリア)とチェルシー(イングランド)の対戦は、チェルシーが2-1で勝利。最終節を残して2位以上を確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。

　公式戦17試合無敗を続けるザルツブルクは、今大会1勝3分でグループ2位をキープ。一方、チェルシーは開幕2試合を1敗1分でスタートしたものの、その後は2連勝で首位に立った。

　序盤は拮抗していたが、少しずつチェルシーが攻勢を強める。前半23分に先制ゴール。右サイドのクロスから敵陣内で混戦になると、MFマテオ・コバチッチがゴールに押し込んだ。その後も決定機を量産するが、GKフィリップ・クーンの好セーブに阻まれた。

　前半に追加点を許さなかったザルツブルクは、0-1で後半に折り返す。すると後半3分に綺麗なカウンターを完結。DFマキシミリアン・ブーバーが左サイドを駆け抜け、大きくクロスを上げる。最前線を走るFWチュクビケ・アダムがボレーシュート。ゴールに流し込み、1-1で試合を振り出しに戻した。

　だが、チェルシーは個の力で勝ち越す。後半19分、MFクリスティアン・プリシッチのパスを受けたFWカイ・ハバーツがすばやく左足シュート。クロスバーに当てながらゴール枠内に収め、2-1と再びリードを奪った。

　ザルツブルクはPA内にボールを送り、チャンスを作る。後半25分、敵陣への浮き球パスにDFストラヒニャ・パブロビッチが飛び出したGKケパ・アリサバラガに競り勝ち、ヘディングシュート。ボールは無人のゴールに流れ込むと思いきや、DFチアゴ・シウバにブロックされた。

　チェルシーは点差を守り切り、そのまま2-1で試合終了。ザルツブルクは公式戦18試合ぶりの敗戦となった。11月2日の最終節で、チェルシーはディナモ・ザグレブと、ザルツブルクはミランと対戦する。

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