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鎌田大地がCL2戦連発で今季10ゴール目!! フランクフルト、GL突破に望みつなぐ白星

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MF鎌田大地

[10.26 欧州CLグループD第5節 フランクフルト2-1マルセイユ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は26日、グループリーグ第5節を行い、DF長谷部誠とMF鎌田大地所属のフランクフルト(ドイツ)がマルセイユ(フランス)を2-1で破った。ダブルボランチの一角で先発出場した鎌田はトッテナム戦(●2-3)に続いて欧州CL2試合連続ゴール。勝利に大きく貢献し、決勝トーナメント進出の可能性を最終節に残した。

 試合前時点で最下位のフランクフルト(勝ち点4)は引き分け以下に終われば敗退濃厚という中での一戦。2位のマルセイユ(同6)をホームに迎えた。鎌田は3-4-2-1のボランチで先発出場。長谷部は負傷離脱中のため、登録メンバーを外れた。

 試合は前半3分、さっそく動いた。フランクフルトは大胆なポジションチェンジで左サイドを攻め上がったDFエバン・エンディカがグラウンダークロスを送り、FWイェスパー・リンドストロームがこれをスルーすると、3列目から駆け上がってきた鎌田が落ち着いてトラップ。最後はDFに囲まれながらも冷静な右足シュートを流し込んだ。

 鎌田は前節のトッテナム戦での欧州CL初ゴールに続き、欧州カップ戦で2試合連発。今季公式戦17試合目にして早くも10ゴール目を記録した。なお、フランクフルトは今大会のホームゲームでこれが初ゴール。現大会名では記念すべきクラブ史上初ゴールを鎌田が決める形となった。

  それでも前半22分、試合は振り出しに戻った。マルセイユは左サイドを起点に組み立て、中盤を経由しながら右サイドに展開すると、DFシャンセル・エンベンバがアーリークロスを供給。一度は組み立てに参加しながら前線に飛び込んできたMFマテオ・グエンドゥジが豪快なボレーシュートで叩き込んだ。

 フランクフルトにとっては痛い失点。ところが前半27分、すぐに突き放した。中盤でグエンドゥジのパスミスを誘い、右サイドからボールを前進させると、リンドストロームのパスを受けたMFマリオ・ゲッツェがエリア内へ。ラストパスは相手にクリアされたが、これを拾ったFWランダル・コロ・ムアニがゲッツェとのワンツーから右足を振り抜き、勝ち越しゴールを奪った。

 そのまま試合は後半へ。強度の高いせめぎ合いが続く中、鎌田は守備でも存在感を見せる。後半24分にはリンドストロームに代わってMFセバスティアン・ローデが投入され、鎌田はポジションを一列上げ、シャドーの位置に入った。終盤はマルセイユの猛攻に晒される時間が続くも、最終ラインを中心に守り切ってそのままタイムアップ。勝ち点3を奪ったフランクフルトがグループ3位に浮上した。


 他会場ではMF守田英正所属のスポルティングとトッテナムが1-1で引き分け。フランクフルト(勝ち点7)は最終節でスポルティング(同7)との対戦を控えており、勝てばグループリーグ突破となる。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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