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鎌田大地が歴史的ゴール!! 日本人初の欧州CL3戦連発、フランクフルトを史上初GL突破に導く

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FWランダル・コロ・ムアニのゴールを喜ぶ

[11.1 欧州CLグループD第6節 スポルティング 1-2 フランクフルト]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は1日、グループリーグ最終第6節を行い、MF鎌田大地が先発のフランクフルト(ドイツ)がスポルティング(ポルトガル)を2-1で破った。鎌田は0-1で迎えた後半にPKを決め、日本人初の欧州CL3試合連発を達成。この一撃が突破口となり、逆転勝利を収めたフランクフルトが現行大会でクラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。なお、DF長谷部誠(フランクフルト)、MF守田英正(スポルティング)は負傷のためメンバー入りしなかった。

 試合はアウェーのフランクフルトが先に主導権を握ったが、セットプレーやショートカウンターでゴールに迫るも、GKアントニオ ・アダンのビッグセーブなどで阻まれる。すると前半39分、スポルティングはFWマーカス・エドワーズが敵陣右サイドでタメを作ると、MFマヌエル・ウガルテのクロスがMFジブリル・ソウのクリアミスを誘発。ファーに流れたボールをMFアルトゥール・ゴミスが決めて先制した。

 前半の鎌田は3-4-2-1のボランチでゲームメイクを担ったが、14分に中盤に下りてきたMFパウリーニョへのスライディングが危険な形で入ってしまい、イエローカードの判定。その後は中盤で正確な技術を見せるも、味方のパスミスやポジショニングに声を荒らげる場面も見られるなど、なかなか快適にプレーすることができなかった。

 それでもフランクフルトは後半開始時、FWイェスパー・リンドストロームに代わってMFセバスティアン・ローデが投入され、鎌田がシャドーのポジションへ。すると徐々にボールが回るようになり、同15分に鎌田がペナルティエリア内で空中戦を競り合うと、DFセバスティアン・コアテスのハンドを誘ってPKを獲得した。

 キッカーは鎌田。敵地のサポーターからはレーザーポインターによる妨害を受けたが、冷静に右のコースに決めた。この日、カタールW杯の日本代表に選出されていた鎌田は前々節のトッテナム戦、前節のマルセイユ戦に続いて欧州CL3試合連続ゴール。2戦連発でも日本人史上初の快挙だったが、さらにこの記録を伸ばした。

 そして後半28分、フランクフルトはFWランダル・コロ・ムアニがペナルティエリア内右から強烈なボレーシュートを突き刺し、逆転に成功。試合はそのままタイムアップを迎え、試合前時点でグループ3位だったフランクフルトが逆転で史上初の決勝トーナメント進出を決めた。一方、スポルティングは守田欠場のまま敗退。グループ3位でUEFAヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフに回る形となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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