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バイエルンがコマンの恩返し弾で先勝! パリSGはムバッペのゴールが取り消しに…ホームで痛い敗戦

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バイエルンがパリSGに1-0で勝利

[2.14 欧州CL決勝T1回戦 パリSG 0-1 バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第1戦が14日に行われ、バイエルン(ドイツ)が敵地でパリSG(フランス)に1-0で先勝した。元パリSGのMFキングスレイ・コマンが決勝ゴールを記録。第2戦は3月8日にバイエルンのホームで開催される。

 優勝候補の一角とされる両チームが激突した決勝トーナメント1回戦。パリSGは4-4-2でスタートし、負傷明けのFWリオネル・メッシをFWネイマールとの2トップでスタメン起用した。また、怪我で第1戦の出場が危ぶまれたFWキリアン・ムバッペもベンチ入り。頼れるチーム得点王が大一番で戦列復帰を果たした。

 対するバイエルンは3-4-2-1の布陣。正守護神のGKマヌエル・ノイアー、DFリュカ・エルナンデス、FWサディオ・マネなど主力に多くの故障者を抱える中、今冬に加入したGKヤン・ゾマー(←ボルシアMG)やDFジョアン・カンセロ(←マンチェスター・C)が国内リーグに続いて先発出場した。

 試合は立ち上がりからアウェーのバイエルンが主導権を握る。ボール支配率で上回り、パリSGを押し込んでいくが、DFセルヒオ・ラモスやDFマルキーニョスを中心とした相手の最終ラインを崩し切れない。その中でFWエリック・マキシム・シュポ・モティング、コマン、MFヨシュア・キミッヒが惜しいミドルシュートを放ったものの、スコアレスで前半を終えた。

 パリSGはハーフタイム明けからDFアクラフ・ハキミに代えてDFプレスネル・キンペンベを投入し、3バックに変更。バイエルンもカンセロを下げ、DFアルフォンソ・デイビスをピッチに送り出した。

 後半の序盤からオープンな展開になると、均衡を破ったのはバイエルン。後半8分、途中出場のデイビスが左足でクロスを送り、ファーでフリーとなっていたコマンが右足で押し込んだ。同選手は古巣相手の先制ゴール。控えめに喜びを表した。

 ビハインドのパリSGは後半12分にムバッペを投入するが、バイエルンの攻勢の時間が続く。それでも徐々にペースをつかむと、同28分にムバッペのスピードを生かした抜け出しからネイマールが立て続けにシュート。GKゾマーに弾かれたボールをムバッペが押し込んだものの、オフサイドを取られた。

 後半38分にはネイマールのスルーパスからDFヌーノ・メンデスがペナルティエリア内左に飛び出し、折り返しをムバッペが右足で蹴り込む。しかし、VARの結果、N・メンデスがオフサイドの判定となり、得点は取り消された。

 その1分後には再びN・メンデスが左から折り返し、メッシが左足でシュートを放つも、相手にブロックされる。後半アディショナルタイム2分には、メッシをファウルで止めたDFバンジャマン・パバールが2枚目のイエローカードを受けて退場。数的優位に立ったパリSGは最後までゴールに迫ったが、無得点のまま終了のホイッスルが鳴った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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