鎌田先発フランクフルトはホームで0-2敗戦…コロ・ムアニ退場で第2戦にも痛手
[2.21 欧州CL決勝T1回戦 フランクフルト 0-2 ナポリ]
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、DF長谷部誠とMF鎌田大地所属のフランクフルト(ドイツ)がナポリ(イタリア)に0-2で敗れた。鎌田はボランチの一角で先発し、数的不利となった後半途中から攻撃的なポジションを担ったが、ゴールに絡むことはできなかった。長谷部はベンチ入りしたが出番はなかった。
序盤はホームのフランクフルトが5-4-1の守備ブロックからのカウンターで主導権を握ったが、前半早々の鎌田のシュートが阻まれるなどゴールを奪えず、次第にナポリが前に出る。すると前半34分、ナポリがDFキム・ミンジェ、DFジョバンニ・ディ・ロレンツォとつないだビルドアップからビッグチャンスを迎えた。
ディ・ロレンツォからのフリックパスに反応したFWイルビング・ロサノが右サイドを抜け出し、鋭いシュートは右のポストに弾かれるが、跳ね返りにFWビクター・オシメンが猛烈なプレス。ボールを拾ったMFオーレリオ・ブタに視野外後方からついていくと、奪え返したとkろを蹴られ、PKを獲得した。
キッカーは昨季からブレイクを果たし、欧州ビッグクラブからも大きな注目を浴びているFWフビチャ・クバラツヘリア。だが、左を狙ったシュートはGKケビン・トラップの横っ飛びに阻まれ、先制のチャンスを逃した。ナポリはグループリーグでもオシメン、MFピオトル・ジエリンスキがPKを失敗しており、これで今大会3度目。劣勢が続いていたフランクフルトにとっては命拾いとなった。
それでも、ナポリの攻勢は止まらなかった。前半40分、MFマリオ・ゲッツェの縦パスをMFスタニスラフ・ロボツカがカットすると、ロサノへのスルーパスでカウンターをスタート。そのままロサノがサイドを駆け上がってファーサイドに鋭いクロスを送ると、オシメンが右足で合わせ、鮮やかな速攻でゴールを陥れた。
オシメンはフェースガードを脱ぎ、敵地に集まったナポリサポーターの前で歓喜を爆発。なおも攻めるナポリはキックオフ直後の前半41分、ロサノがDFエバン・エンディカからボールを奪い、再び右サイドを駆け上がり、クロスをオシメンが再び押し込む。だが、今度はオシメンがオフサイド。そのまま1-0でハーフタイムを迎えた。
後半もナポリが優勢を保つと、11分にビッグチャンス。ロサノがDFクリスティヤン・ヤキッチにプレッシャーをかけ、パスミスを誘い、オシメンのスルーパスにクバラツヘリアがフリーで抜け出した。だが、GKとの1対1でまたしてもトラップがスーパーセーブ。前半のPKに続き、ドイツ代表の守護神に屈する形となった。
劣勢の続くフランクフルトは後半13分、さらなる危機に陥る。攻撃時に左サイドからカットインしたFWランダル・コロ・ムアニがボールを奪われ、奪い返そうと足を伸ばした際、MFアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサの足首を踏みつけて一発退場。フランス代表としてカタールW杯にも出場したエースを第2戦も欠く形となった。
そうして迎えた後半20分、ナポリがさらにリードを広げた。中盤で前を向いたクバラツヘリアがザンボ・アンギサとのワンツーからペナルティエリア右に侵入すると、おしゃれなヒールパスにディ・ロレンツォが反応。左足でコントロールショットを放ち、トラップの手が届かないファーポスト脇に蹴り込んだ。
苦しい状況になったフランクフルトは鎌田がシャドーの位置に入り、数的不利の中でなんとか前向きな攻撃を展開。それでも後半37分、クロスに反応した鎌田のヘッドがGKアレックス・メレトの正面を突くなど、なかなか得点を奪うことができない。結局、そのままタイムアップを迎え、2点ビハインドで敵地での第2戦に進む形となった。
●海外組ガイド
●チャンピオンズリーグ(CL)22-23特集
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、DF長谷部誠とMF鎌田大地所属のフランクフルト(ドイツ)がナポリ(イタリア)に0-2で敗れた。鎌田はボランチの一角で先発し、数的不利となった後半途中から攻撃的なポジションを担ったが、ゴールに絡むことはできなかった。長谷部はベンチ入りしたが出番はなかった。
序盤はホームのフランクフルトが5-4-1の守備ブロックからのカウンターで主導権を握ったが、前半早々の鎌田のシュートが阻まれるなどゴールを奪えず、次第にナポリが前に出る。すると前半34分、ナポリがDFキム・ミンジェ、DFジョバンニ・ディ・ロレンツォとつないだビルドアップからビッグチャンスを迎えた。
ディ・ロレンツォからのフリックパスに反応したFWイルビング・ロサノが右サイドを抜け出し、鋭いシュートは右のポストに弾かれるが、跳ね返りにFWビクター・オシメンが猛烈なプレス。ボールを拾ったMFオーレリオ・ブタに視野外後方からついていくと、奪え返したとkろを蹴られ、PKを獲得した。
キッカーは昨季からブレイクを果たし、欧州ビッグクラブからも大きな注目を浴びているFWフビチャ・クバラツヘリア。だが、左を狙ったシュートはGKケビン・トラップの横っ飛びに阻まれ、先制のチャンスを逃した。ナポリはグループリーグでもオシメン、MFピオトル・ジエリンスキがPKを失敗しており、これで今大会3度目。劣勢が続いていたフランクフルトにとっては命拾いとなった。
それでも、ナポリの攻勢は止まらなかった。前半40分、MFマリオ・ゲッツェの縦パスをMFスタニスラフ・ロボツカがカットすると、ロサノへのスルーパスでカウンターをスタート。そのままロサノがサイドを駆け上がってファーサイドに鋭いクロスを送ると、オシメンが右足で合わせ、鮮やかな速攻でゴールを陥れた。
オシメンはフェースガードを脱ぎ、敵地に集まったナポリサポーターの前で歓喜を爆発。なおも攻めるナポリはキックオフ直後の前半41分、ロサノがDFエバン・エンディカからボールを奪い、再び右サイドを駆け上がり、クロスをオシメンが再び押し込む。だが、今度はオシメンがオフサイド。そのまま1-0でハーフタイムを迎えた。
後半もナポリが優勢を保つと、11分にビッグチャンス。ロサノがDFクリスティヤン・ヤキッチにプレッシャーをかけ、パスミスを誘い、オシメンのスルーパスにクバラツヘリアがフリーで抜け出した。だが、GKとの1対1でまたしてもトラップがスーパーセーブ。前半のPKに続き、ドイツ代表の守護神に屈する形となった。
劣勢の続くフランクフルトは後半13分、さらなる危機に陥る。攻撃時に左サイドからカットインしたFWランダル・コロ・ムアニがボールを奪われ、奪い返そうと足を伸ばした際、MFアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサの足首を踏みつけて一発退場。フランス代表としてカタールW杯にも出場したエースを第2戦も欠く形となった。
そうして迎えた後半20分、ナポリがさらにリードを広げた。中盤で前を向いたクバラツヘリアがザンボ・アンギサとのワンツーからペナルティエリア右に侵入すると、おしゃれなヒールパスにディ・ロレンツォが反応。左足でコントロールショットを放ち、トラップの手が届かないファーポスト脇に蹴り込んだ。
苦しい状況になったフランクフルトは鎌田がシャドーの位置に入り、数的不利の中でなんとか前向きな攻撃を展開。それでも後半37分、クロスに反応した鎌田のヘッドがGKアレックス・メレトの正面を突くなど、なかなか得点を奪うことができない。結局、そのままタイムアップを迎え、2点ビハインドで敵地での第2戦に進む形となった。
●海外組ガイド
●チャンピオンズリーグ(CL)22-23特集
データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
※大会の公式記録と異なる場合があります