UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦第2戦が15日に行われ、リバプールはアウェーでレアル・マドリーと対戦する。2月21日にホームで開催された第1戦は2-5の敗戦。大逆転に向けて意気込むMFファビーニョのコメントをアメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。

　リバプールは過去の欧州CLで3点差をひっくり返した経験を持つ。優勝を飾った2018-19シーズンの準決勝バルセロナ戦だ。敵地での第1戦を0-3で落としたが、本拠地アンフィールドで迎えた第2戦で4-0の快勝を収め、2戦合計4-3と逆転。ファイナル進出を果たし、そのままビッグイヤーを獲得した。

　ホームとアウェーの違いこそあるが、当時の“奇跡”を知るファビーニョはバルセロナ戦のような不屈のスピリットを呼び起こすことができると語っている。

「一般的に、誰もがレアルの勝ち抜けを予想するだろう。だが、このグループの選手たちは本当にいい経験を積んでいる。バルセロナ戦では0-3で負けていたのに、2試合目で逆転できた」

「今回はアンフィールドではないので、少し状況は違う。しかし、可能性があることは分かっているし、こういうふうに考えることが重要だと信じている」

「失うものは何もない。誰もがレアルが勝って準々決勝に進むことを期待している。それは自分たちにとって良いことだ。ただ、もしマドリーに隙を見せれば、そこで仕留められてしまうだろう」

　ファビーニョは昨季王者に対して最大限の警戒を示しつつ、逆転勝利を誓った。

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