リバプールのDFフィルヒル・ファン・ダイクが11日にホームで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦のパリSG戦後、敗退の失望から立ち直るようチームメイトに呼びかけた。イギリス『ミラー』が伝えている。

　リバプールは5日にアウェーで開催された第1戦を1-0で制したが、第2戦の前半に合計スコア1-1と追い付かれると、延長戦でも決着がつかずにPK戦へ。2人目のFWダルウィン・ヌニェス、3人目のMFカーティス・ジョーンズが失敗し、PK1-4でベスト16敗退となった。

　2018-19シーズン以来の優勝は叶わなかったが、すでにキャプテンのファン・ダイクは次のビッグマッチを見据えている。リバプールは16日のカラバオカップ決勝でニューカッスルと対戦。勝てばアルネ・スロット監督体制での初タイトル獲得となる。

　ファン・ダイクはパリSG戦後に「これもサッカーの一部だ」とコメント。「チームのみんなに『敗退してしまったことは残念だけど、顔を上げよう』と伝えた。週末には素晴らしい試合が待っている。次の挑戦に向けて準備をしよう」と話し、以下のように続けた。

「今日も非常に良いプレーをしたと思うし、本当はもっと先に進みたかった。でも、パリSGとの対戦が決まった時点で簡単な戦いではないことは分かっていた。第1戦では苦戦しながらも勝ったが、今日はとても良いリバプールの姿を見せたにもかかわらず敗退してしまった」

「試合開始から延長戦に入るまで、疲労が両チームに影響する中で、僕たちは素晴らしい試合をした。試合について長く語ることはできるが、現実として僕らは大会を去ることになった」

　リバプールはプレミアリーグでも2位アーセナルに15ポイント差をつけて首位を独走しており、2019-20シーズン以来の戴冠が期待されている。

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