パリSGのFWウスマン・デンベレがプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)の受賞を拒否しようとした。英『メトロ』が報じている。

　パリSGはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝でアストン・ビラと対戦。9日のホームでの第1戦で3-1の勝利を収め、15日の敵地での第2戦も前半27分までに2-0のリードに成功。2試合合計5-1として、勝ち上がりはほぼ確実かと思われたが、ここからアストン・ビラの猛反撃に遭う。

　前半34分、後半10分、12分にネットを揺らされて第2戦2-3と逆転を許すと、その後もアストン・ビラの猛攻にさらされる。しかし、GKジャンルイジ・ドンナルンマの好守もあり、2試合合計では5-4と辛うじて逃げ切って準決勝へと駒を進めた。

　そして、POTMに選出されたのはデンベレ。試合後のピッチで担当者がMOTMの賞を手渡そうとするが、デンベレはこれを拒否。足早にロッカールームへと引き上げようとする姿が確認されている。

　最終的にデンベレはPOTMの賞を受け取って、記念撮影に応じたが、そこに笑顔はなかった。『Canal+』のインタビューに応じたデンベレは、「自分たちは優れていたと思ったよ。2-1の時点で準決勝進出は確実で、試合は終わったと思った」と語りつつ、「でも、チャンピオンズリーグはそういうものさ。熱狂的なサポーターを持つチームと対戦すると、試合の流れをひっくり返してしまうこともあるんだ。準決勝ではもっと自分たちに厳しくならなければいけないだろう」と続けている。

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