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バルセロナの17歳ヤマル、「傲慢」との批判に「勝っている間は誰も何も言えない。負けたら言ってくれ」

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前日会見に出席したFWラミネ・ヤマル

 バルセロナの17歳FWラミネ・ヤマルレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”3連勝後に高まる批判の声に対し、自分たちが勝っている間は誰も口出しできないと自信を示した。アメリカ『ESPN』が報じている。

 ヤマルは26日に行われたコパ・デル・レイ決勝のレアル戦(○3-2/延長)で2アシストを記録し、4シーズンぶりの優勝に貢献した。バルセロナは昨年10月のラ・リーガ第11節(○4-0)、今年1月のスペインスーパーカップ決勝(○5-2)と合わせ、今季の“エル・クラシコ”で3連勝。ヤマルはコパ・デル・レイのタイトル獲得後、「今季のマドリーはバルサに歯が立たない」と発言し、物議を醸していた。

 バルセロナは30日にホームで行われるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第1戦でインテルと対戦する。

 29日の前日会見に出席したヤマルは「傲慢だ」という自身への声について問われると、「勝っている間は誰も何も言えない。負けたら言ってくれて構わない」と答えた。

 この強気な姿勢を裏付けるような結果も残している。今季はここまで公式戦48試合に出場し、14ゴール24アシストを記録。トレブル(3冠)を目指すバルセロナの攻撃を牽引している。

 インテル戦でクラブ通算100試合目となるヤマルは「恐怖はない。でも試合前はモチベーションや高揚感がある。それは良いことだと思う。恐怖なら(地元カタルーニャ州の)マタロの公園に置いてきた。プレッシャーは感じてない。コパ・デル・レイ決勝の雰囲気なんて、ただ楽しむだけのもの。プレッシャーなんて思ってない」と、17歳とは思えない堂々とした態度を見せた。

 同じ右サイドを主戦場とするFWリオネル・メッシとの比較に関しては「自分は自分。自分の道を進むだけだ。もちろんメッシのことは史上最高の選手として尊敬しているけど、比べることはしない」と冷静にコメント。「それはメディアのみんなに任せる」と、周囲の評価に振り回されるつもりはないようだ。

 バルセロナはこの試合でもFWロベルト・レバンドフスキやDFアレックス・バルデを欠く見通しだが、チームの士気は高い。ハンジ・フリック監督は「レアル戦の勝利は、いい空気をもたらしてくれた。準決勝を勝ち抜くためには全力で臨まなければならない。インテルには年齢的に最後のチャンスかもしれない選手も多く、必死に来るだろう。我々もそれに応える準備ができている」と迎え撃つ覚悟を語った。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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