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開始15秒の失点に「呆然とした」ドルトムントは3点差跳ね返し公式戦5連勝

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[8.20 ELプレーオフ第1戦 オッド3-4ドルトムント]

 ヨーロッパリーグ(EL)は20日、各地でプレーオフ第1戦を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)は敵地でオッド(ノルウェー)と対戦し、4-3の逆転勝利をおさめた。3点差をひっくり返す大逆転で公式戦5連勝を飾ったトーマス・トゥヘル監督は試合後、安堵の表情を見せていた。

 ブンデスリーガ公式サイトによると、指揮官は開始15秒での失点について「このような展開にはなりたくなかった。我々は身体的にも精神的にもまだ準備できていなかった。簡単にゴールを奪われ、呆然とした」とコメント。前半2分には香川のシュートがクロスバーを叩く場面もあったが、逆に前半19分、22分にも失点し、3点ビハインドを負った。

「自分たちを奮い立たせ、劣勢を跳ね返すことができた。0-3からの勝利は当たり前のことではない。チームは最高の士気を見せた。この勝利は財産だ」

 前半34分に1点を返すと、後半2分に香川の今季公式戦初ゴールで1点差に詰め寄った。後半31分に同点。同39分に香川のアシストからMFヘンリク・ムヒタリアンのゴールでついに逆転した。この日は計4度、シュートがクロスバーやポストに阻まれたが、それ以上に数多くの決定機をつくり、攻撃の手を緩めなかった。

「ボールがゴールの中に入ったことを確認して初めて得点だと安心するしかなかった。数多くの絶好機があったが、信じられない。バーに当たったシュートだけで4本はあった。もっと大差で勝利できたはずだが、序盤から守備をしっかりするべきだったのだろう」

 序盤の3失点を悔やむトゥヘル監督だが、勝利という結果には満足している。「我々は戦う姿勢を見せ、巻き返した。とても良かったと思う。最後には何とか勝つことができ、戦った甲斐があった。自分たちを信じ、第2戦も勝ちたいと思う」。第2戦は27日にホームで行われる。

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