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[EL]リバプール、数的優位いかせずドロー…クロップ新監督の本拠地デビュー戦飾れず3戦未勝利

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[10.22 ELグループリーグ第3節 リバプール1-1ルビン・カザン]

 ヨーロッパリーグ(EL)は22日、グループリーグ第3節を各地で行い、リバプール(イングランド)はホームでルビン・カザン(ロシア)と対戦。相手に退場者が出た直後にMFエムレ・カンが同点ゴールを決めるも数的優位を生かせず、1-1の引き分けに終わった。リバプールはこれで開幕から3試合白星なしとなった。

 ユルゲン・クロップ監督のアンフィールドデビュー戦となったリバプールは、初陣となった17日のプレミアリーグ第9節トッテナム戦からMFルーカス・レイバに代えて、MFジョー・アレンが先発出場。リバプールは開始から果敢に攻め込み、前半8分に縦パスからカンが右足ミドルを放つなど相手ゴールに迫った。

 しかし、先制したのはルビン・カザンだった。前半15分、DFオレグ・クジミンのロングパスをPA内でMFマルコ・デビッチが胸トラップから右足シュート。これがゴール右に突き刺さり、敵地で先手を奪った。

 さらにルビン・カザンに決定機。前半33分、左クロスにフリーで飛び込んだFWブラゴイ・ゲオルギエフが胸トラップから左足ボレーもGKシモン・ミニョレの好セーブに阻まれる。すると同36分にカンのドリブル突破をファウルで止めたクジミンがこの日2枚目の警告で退場となり、残り時間を10人で戦うこととなった。

 数的優位に立ったリバプールはこれで獲得したFKからコウチーニョがゴール前に入れたボールは相手守備に阻まれるが、これがカンへの絶好の折り返しとなり、滑り込みながら右足で押し込んで前半のうちに同点とする。同43分にはFWディボック・オリジの落としからコウチーニョが右足を振り抜くもゴール左に外れ、前半を1-1で折り返した。

 リバプールは後半開始からアレンに代えてレイバを投入し、数的優位を生かして攻め立てた。同16分、MFジェームズ・ミルナーがPA内で倒されてこぼれたボールをコウチーニョが巧みにキープして右足で狙うもGKセルゲイ・リジコフに止められる。さらにリバプールは同18分にコウチーニョに代えてFWクリスティアン・ベンテケ、同29分にはオリジに代えてFWロベルト・フィルミーノを入れ、攻勢を強めた。

 それでもルビン・カザンの守備をなかなか崩せないリバプールは後半35分、カウンターからベンテケが右足シュートも右ポストを直撃。後半アディショナルタイム4分、相手のクリアボールをレイバがPA手前から左足ダイレクトで狙うもわずかに枠を外れ、1-1で試合は終了。リバプールはクロップ監督の本拠地デビュー戦を白星で飾ることはできなかった。

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