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右膝手術乗り越え…内田篤人が618日ぶり復帰、南野のシュートをブロックも

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後半38分から途中出場し約1年9か月ぶりの復帰を果たしたDF内田篤人

[12.8 ELグループリーグ第6節 ザルツブルク2-0シャルケ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は8日、グループリーグ第6節を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)は敵地でFW南野拓実の所属するザルツブルク(オーストリア)と対戦し、0-2で敗れた。右膝の故障から復帰した内田が昨年4月11日のフライブルク戦以来となるベンチ入りを果たすと、後半38分から途中出場。約1年9か月ぶりの公式戦復帰を果たした。南野は2トップの一角でフル出場した。

 すでにシャルケの首位通過もザルツブルクの敗退も決まっている中で迎えた最終節。シャルケは前半19分、20歳のMFドニス・アフディジャイがカットインから右足でミドルシュートを狙うが、GKの好セーブに阻まれる。均衡が破れたのは前半22分。ザルツブルクはFWバレンティーノ・ラザロのシュート性のクロスをMFクサーバー・シュラーガーが左足で流し込み、先制点を奪った。

 ボール支配率ではシャルケが上回るもなかなか決定的な場面をつくれない。1点ビハインドで折り返した後半24分には左FKにアフディジャイが頭で合わせるが、GKの手をかすめてクロスバーを直撃。セットプレーの好機を生かせず、一方のザルツブルクも同31分、スルーパスに南野が抜け出し、GKもかわしてゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定だった。

 後半35分過ぎ、ついに内田がベンチに呼ばれる。最後の交代カードで同38分から途中出場。日本代表として前半のみ出場した昨年3月31日のウズベキスタン戦以来、618日ぶりの実戦復帰を果たし、シャルケでは昨年3月10日に行われた欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦のレアル・マドリー戦以来、約1年9か月ぶりの公式戦出場となった。

 出場直後のスローインではさっそく右サイドからロングスローをゴール前に放り込んだ内田。わずかな時間ながら精力的なプレーを見せ、後半44分には自陣PA内で南野のシュートを至近距離でブロックする場面もあった。後半アディショナルタイムにカウンターから2失点目を喫したが、ピッチで久々にその雄姿を見せた背番号22。完全復活へ大きな一歩を踏み出した。

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