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シメオネ、逆境の中でアウェーゴール奪った選手たちを称賛「彼らは猛獣であり英雄。キン○マ持っていた」

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 26日のヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグ、アトレティコ・マドリーは敵地アーセナル・スタジアムでのアーセナル戦を1-1のドローで終えた。ディエゴ・シメオネ監督は、10人になりながらもアーセナルの猛攻に耐え、アウェーゴールをも奪った選手たちを称えている。

 アトレティコにとっては、完全な逆境に陥った試合だった。開始10分にDFシメ・ヴルサリコが2回目の警告で退場となり、その判定への憤りが収まらないシメオネ監督が2分後にファウルへの抗議によって退席。ピッチ上では10人となり、指揮官も不在となったアトレティコは、61分にFWアレクサンドル・ラカゼットの先制点を許し、その後も攻め立てられた。

 しかしながらアトレティコは82分、DFホセ・ヒメネスのロングボールからFWアントワーヌ・グリーズマンが最終ラインを抜け出して同点弾を記録。逆境の中、引き分けでアウェーゴールを持ち帰るという成果を手にしている。

 シメオネ監督は、この結果に大きな満足感を表している。試合後会見で、次のように語った。

「強烈な感情でもって90分間を過ごした。選手たちは猛獣であり、英雄だ。ああやって80分間を耐えるなんて、凄まじすぎる」

「負け試合だと感じたか? そんな風には決して見ていなかった。記憶にあるのはバルセロナでの試合だ。開始から30分で0-1のビハインドを負い、トーレスが退場した。けれども、チームは少しずつ前進していったんだ」

「チームの仕事は、まさしく巨大なものだった。ああやって後押しするスタジアムがあり、ああやって攻撃を仕掛けてくるアーセナルがいたにもかかわらず、気持ちを新たにしたチームを目にする……それこそがフットボールに内包される美しさだ。守ることの難しさが分かるかい? フットボールは攻撃するためにあり、それこそが最も美しいことだ。ああして守るために80分間を過ごすなど、キン○マを持っていなかったらできることじゃない」

 シメオネ監督は一方で、審判については「敬意を持っている」ことを強調している。

「判定について、コメントすることは難しい。審判は高い脈拍の中でレフェリングをしており、ヴルサリコ、その後にアーセナルのファウルに抗議をした私を退場させた」

「私は審判に敬意を持っている。これはフットボールであり、全員が間違いを犯すもので、しかしその判定は決定的なものとなる。あのように理解したのであればそれでいいし、いずれにしても私たちはヨーロッパリーグで生き残らなければならない」

 また、5月3日にアトレティコの本拠地ワンダ・メトロポリターノで行われるセカンドレグについても語った。

「ファンがワンダ・メトロポリターノを爆発させ、選手たちにポジティブなエネルギーを伝えてくれることを望む。次の木曜のことを考えると、鳥肌が立つよ」

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