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モウリーニョが“控え組”に苛立ち「11人全員を交代させたかったよ!」

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控え組を非難したジョゼ・モウリーニョ監督

 トッテナムジョゼ・モウリーニョ監督はアントワープ戦でチャンスをものにできなかった控え組の選手たちを非難した。『スカイスポーツ』が伝えた。

 29日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ第2節でトッテナムはMF三好康児が所属するアントワープ(ベルギー)と対戦し、0-1で敗れた。モウリーニョは勝利したバーンリー戦のメンバーから9人を変更。控えに回っているなかで台頭してくる選手を見たいと願っていた。

 しかし、前半は攻撃が機能せず、ハーフタイムには4人の選手を変更。MFデレ・アリ、FWステーフェン・ベルフワイン、FWカルロス・ビニシウス、MFジオバニ・ロ・チェルを入れ替えた。今シーズン、デレは全公式戦でまだ3試合しか先発出場しておらず、そのうち2試合でハーフタイムに交代させられている。

 デレのパフォーマンスについて聞かれたモウリーニョは、デレ1人だけに言及することを拒否したものの、チーム全体の出来がそれを物語っており、どういうメンバーが最高のチームなのか、見ている人にとっては明らかだと述べた。

「悪いパフォーマンスをした選手がチームに影響を与えるのは当たり前のことだが、チームもまた個人の出来に影響を与えるものだ。個人の名前をこの場で出すのは私の好むことではない。それは君たちでやればいい」

「君たちはいつも、『なぜこの選手はプレーしていないんだ』と聞いてくるが、おそらく数週間はそういう質問もなくなるだろう。すでに答えは出ているからね」

「私たちの最高のチームがどういうものか、君たちは知っているはずだ。私はいつも、選手たちにチャンスを与えたいと思っている。私たちは良い選手がたくさん揃った大所帯だ。彼らにチャンスを与えるのは私の責任だが、そのチャンスをものにしてさらなる出場機会を要求できるかどうかは選手たちの責任でもある。今日のパフォーマンスを見る限り、私の選手選びがとても簡単になりそうだ」

 FWガレス・ベイルはトッテナムで2013年以来のスタメン出場を果たしたが、まだコンディションが整っておらず、後半13分にFWハリー・ケインと交代した。FWソン・フンミンを投入しても、チームを活気づけることはできなかった。

 ハーフタイム中の交代については「11人全員を交代させたかったよ! あと45分あると考えると、5人を入れ替えることはできなかった」と訴えたモウリーニョ。

「非難されるべきは1人しかいない。私だ。私がスタメンを選んだのだから。ハーフタイム中に、状況を改善するべき試みたが、十分ではなかった。前半戦の勢いを引きずってしまい、簡単には変えられなかった」

「アントワープも変わった。前半は、ラインの間にたくさんのスペースがあったから、そこを突きやすかったが、それができなくなった。後半、私たちは良くなったが、彼らはプレーのやり方を変えてきた。スペースを制限してきたんだ。とても難しかったよ。結局、アントワープは勝利に値したと思う。その点は冷静に受け止めている。最高のチームが勝利し、最悪のチームが負けただけだ」

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