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ナポリ相手に新戦力3トップで臨んだバルサ、F・トーレスのPK弾で追い付くも逆転には至らずドロー

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PKで同点弾を奪ったFWフェラン・トーレス

[2.17 EL決勝Tプレーオフ第1戦 バルセロナ 1-1 ナポリ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメントプレーオフ第1戦が17日に開催された。カンプ・ノウではバルセロナ(スペイン)とナポリ(イタリア)が対戦し、1-1のドロー。第2戦は24日にナポリのホームで行われる。

 21シーズンぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でグループリーグ敗退となったバルセロナは、DFダニエウ・アウベスをEL登録メンバー外としているため、4-3-3の右サイドバックにはDFオスカル・ミンゲサを起用。また、MFセルヒオ・ブスケツをベンチスタートにして中盤のアンカーにMFフレンキー・デ・ヨングを据え、前線3枚は右からFWアダマ・トラオレ、FWピエール・エメリク・オーバメヤン、FWフェラン・トーレスの新加入選手を並べた。

 一方、ルチアーノ・スパレッティ監督が率いるナポリは4-2-3-1のフォーメーションでスタート。攻撃をけん引するFWビクター・オシメンは前日練習を欠席したことが報じられていたが、1トップで先発出場した。

 開始からナポリを押し込むバルセロナは前半5分、高い位置でのボール奪取からチャンスを迎えるも、MFペドリのシュートはクロスバーを越える。同28分にはオーバメヤンのラストパスからPA内中央のF・トーレスが右足でシュート。しかし、ゴール右に外れた。

 バルセロナがセリエA最少失点の相手を崩せずにいると、前半29分にナポリが先制する。MFピオトル・ジエリンスキのスルーパスからMFエリフ・エルマスがPA内右に進入し、切り返しからジエリンスキにリターン。ジエリンスキが左足で打ったシュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに止められるが、跳ね返りを自ら右足で蹴り込んだ。

 ビハインドで折り返したバルセロナは後半も立ち上がりから攻勢を仕掛ける。その中で後半12分にプレーが止まり、主審がオンフィールドレビューを実施。1分前にトラオレがPA内右からクロスを入れた際、マッチアップしたDFフアン・ジェズスの左手に当たっていたとして、バルセロナにPKが与えられた。

 後半14分にPKキッカーを任されたのはF・トーレス。右足でゴール左に流し込み、自身のEL初得点で1-1とした。

 逆転を狙うバルセロナは後半20分にMFニコ・ゴンザレス、トラオレ、F・デ・ヨングに代え、MFガビ、FWウスマン・デンベレ、ブスケツを投入。契約問題に揺れるデンベレがピッチに入ると、カンプ・ノウのファンから大ブーイングが浴びせられた。

 さらにバルセロナは後半36分にミンゲサとDFセルジーニョ・デスト、同41分にオーバメヤンとFWルーク・デ・ヨングをチェンジし、2点目を奪いに行く。

 すると後半43分、右サイドからのデンベレのドリブル突破を起点にF・トーレスが決定機を迎える。しかし、PA内左から放ったシュートは枠外へ。その後もデンベレ、F・トーレス、L・デ・ヨングなどが絡んでビッグチャンスを作るが、堅い守備を見せるナポリから勝ち越しゴールは挙げられず、1-1で試合終了となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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